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イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
以前の記事
韓国映画リビュー その226 「携帯電話」
韓国映画リビュー その226 「携帯電話」_b0038222_14442040.jpgリビューその226は同じくプチョンファンタで観てきた「携帯電話」です。韓国では今年2月に公開されました。

携帯電話
2009年作品
監督:キム・ハンミン
出演:オム・テウン、パク・ヨンウ

【ストーリー】芸能プロダクションの社長スンミン(オム・テウン)は所属する女優チナの恋人ユノから、チナのセックス動画を公開されたくなければ金をよこせと脅迫される。スンミンの携帯電話にユノから送られてきた動画はまさしくチナのものだった。ユノを探し出してカタをつけたスンミンだったが、動画が残っている自分の携帯電話を無くしたことに気付く。あせったスンミンはその番号に電話をして、電話に出た相手に怒鳴り散らすが、逆にその男(パクヨンウ)から、携帯電話を返してほしければ、まずは真摯な振る舞いをすること、そしてこちらの指示通りに動くことという要求を突きつけられる。

【感想】携帯電話を使ったスリラー。相手の顔が見えない不安を突いています。ただ、内容を詰め込みすぎ。しかもスピーディーなストーリー展開なので、消化不良を起こしてしまいました。わからないところがいくつもあったせいで結末の予想がつかなかったのはいいんですけどね。もっと登場人物を絞って話をシンプルにわかりやすくしたほうが、オチの衝撃が大きくなったんじゃないかなぁ。映像は商業作品としてこなれてます。スピード感もあります。役者たちの演技もなかなかです。オムテウンのキレる演技は「シルミド」で見てるので新鮮味はなかったけど、パクヨンウの声の良さを再認識しました。それから胡散臭いチンピラのユノを演じたキムナムギル、こんな役も似合います。全体的に商業作品として一定のレベルに達していますが、残念ながら普通以上でも以下でもないです。

【なあご的おすすめ度】 ★★
# by nakaenoguchi | 2009-08-23 14:55
韓国映画リビュー その225 「失踪」
韓国映画リビュー その225 「失踪」_b0038222_11152072.jpgリビューその225はプチョン国際ファンタスティック映画祭で観てきた「失踪」です。主演のムンソングンの舞台挨拶がドタキャンになっていてとっても残念でした。韓国では今年3月に公開されました。

失踪
2009年作品
監督:キム・ソンホン
出演:ムン・ソングン、チュ・ジャヒョン

【ストーリー】ヒョンジュン(チュジャヒョン)とヒョンア(チョンセホン)は仲の良い姉妹。ある時ヒョンアからの連絡が1週間以上も途絶え、心配したヒョンジュンは妹を探しにある村にやって来る。最後の携帯電話で「これからサムゲタンを食べる」と言っていた妹の話を頼りにある農家を訪ねたヒョンジュンは、そこの主人パンゴン(ムンソングン)に得体の知れない感じを持つ。地元警察でそのことを話すが、警察はパンゴンは妻に去られた後に病気の母親を1人で世話する普通の男だと言う。ヒョンジュンはそんな警察を説得してパンゴンの家を一緒に訪ねるが、妹の手がかりは見つからなかった。あきらめて村を去ろうとした彼女は偶然パンゴンと出くわす。パンゴンはヒョンアがハートのペンダントをしていなかったかと思わせぶりに話し、ヒョンジュンはそれを確かめるために再び彼の家に向かう。

【感想】残念ながら韓国ではヒットしませんでしたが、ホラーとしてはいい出来だと思います。最近のホラーは目を背けたくなるような残酷なシーンがテンコ盛りで辟易してしまうのですが、この作品は、肝心なところをあえて見せずに間接的に表現しています。つまり観客のイマジネーションに委ねている訳です。それでも十分に怖い。そしてグロくてエグい。さすが「オルガミ」「セイイエス」など数々のホラーを手がけてきたキムソンホンです。ストーリー展開もしっかりしていて途中でダレることはありません。そして何といっても殺人鬼役のムンソングンの演技が素晴らしい。猟奇的殺人者をここまで憎々しく演じられるのは彼だからこそ。彼の演技を見るだけでもこの作品を鑑賞する価値があります。でも私みたいにホラーが苦手な人にとっては、相当の覚悟が必要です。

【なあご的おすすめ度】 ★★★
# by nakaenoguchi | 2009-08-19 11:16 | 225.失踪
韓国映画リビュー その224 「影の殺人」
韓国映画リビュー その224 「影の殺人」_b0038222_1265349.jpg久しぶりのリビューはバンコクまでの機内で観た「影の殺人」です。

影の殺人
2009年作品
監督:パク・テミン
出演:ファン・ジョンミン、リュ・ドクファン

【ストーリー】日帝時代のソウル。元巡査で、今はゴシップ記事を新聞社に売ったり、借金取立てや蒸発妻の捜索で生計を立てているジノ(ファンジョンミン)はある日、外科医の卵クァンス(リュドクファン)から奇妙な依頼を受ける。解剖の練習用に森で拾ってきた死体が、自宅で殺されて遺体が行方不明になっていた内務大臣の息子スヒョクであることを知り、自分が殺したのではないことを証明するために、新犯人を捜してほしいというのだ。内務大臣がかけた懸賞金はそっくり渡すという約束でこの依頼を引き受けたジノは、スヒョクの部屋を捜索中に白い粉末を見つける。彼がモルヒネ中毒であったことを足がかりに捜査を続けるジノだったが、やがてスヒョクの死体が捨てられていた同じ場所で殺された警務局長が発見される。

【感想】前半の立ち回りがなかなかのスピード感と迫力ですし、美術もしっかりしています。でもサスペンスとしては今一歩ってところかな。目新しいのは後半に明らかになるトリックの部分なんですけど、それがあまり効果的じゃないのが残念。タイトルの“影の”に繋がってくる大切なところだけに、それが効いて来るようなもうひと工夫がほしかった。その影響でラストのツメも甘くなってしまった感じがしました。
主演のファンジョンミンの演技は安定感があり安心して見ていられます。アクションもなかなかです。リュドクファンの演技もいいし、ワキを固めるオダルスやユンジェムン、キムウンス(←またまた日本人役!)もいいんですけど、みんななんか普通で、強烈なインパクトがないのはちょっと残念です。それだけ自然な演技って言えなくもないんですけどね。
グロいシーンはこの手の作品としては少ないほうなので、韓流ファンの方々も十分鑑賞できると思います。サスペンス好きにはちょっと物足りないかもしれませんが。

【なあご的おすすめ度】 ★★☆
# by nakaenoguchi | 2009-08-17 12:13 | 224.影の殺人
2500分の1
長らく更新しないで、ご心配をおかけしました。

ケニアから戻り、プチョンファンタスティック映画祭参加を含めてバタバタとしているうちに次の仕事に出発となってしまいました。
今、ブータン王国の首都ティンプーにいます。
8月8日に成田を発って、翌9日にブータン入りしました。
ブータンはヒマラヤ山中にある人口70万人ほどのチベット仏教の国です。
北は7000メートル級のヒマラヤの峰が連なり、南はインド平原に続いています。
2500分の1_b0038222_14271951.jpg
首都ティンプーは標高が2400メートルあるために、階段や坂をちょっと上っただけでも息切れするし、頭痛とまでいかないけど頭が重い状態が続きましたが、1週間が過ぎて体がやっと順化してきました。
写真は飛行場のある街パロにあるタクツァン僧院。500メートルもある断崖絶壁にへばりつくようにして建つこのお寺はブータンでも有名で、多くの信者や観光客が上るとのこと。私、体力に自信はまーったくないのですが、体がもっと順化したらトライしてみようかしらん。普通の人でも上りだけで3時間はかかるというから、高尾山より大変かも。
2500分の1_b0038222_1428854.jpg
ブータンは観光客を制限していて現地の会社に手配してもらうツアーのみ訪問が可能です。観光客は1日200ドルを使わなければならず、それをホテル代や食事代、車両やガイド代に充てて旅行をします。だからヒッピーのようなバックパッカーはいません。多くの寺院も事前に許可が必要ですし、移動にも許可が必要な場所があります。だから思い立ってすぐ行けるという国じゃないんですね。でも日本からの観光客は年間2500人もいるそうです。お祭や寺院めぐり、トレッキングを目的に中高年の方が沢山来ているとか。

来週は片道2日かけて東部の中核都市モンガルに出張に行きます。カーブの多い山道で乗り物酔いにならないかちょっと心配です。3700メートルの峠越えもありますし。

あ、ここは韓国映画のブログでした。
バンコクまでの飛行機の中では「影の殺人」を観ました。今は「ミスにんじん」を観ています。そのうち感想をUPしますね。
あ、プチョンで観てきた作品の感想もまだでしたね。

ということで、私は元気にしています。
日本はお盆のお休みでしょうが、こちらではもちろん関係なく仕事をしています。
# by nakaenoguchi | 2009-08-16 14:32 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
PiFan初参戦!
韓国3大映画祭の1つ、プチョン国際ファンタスティック映画祭(PiFan)。
ソウルのお隣のプチョン市で行われるこの映画祭に、私も今年初参戦することにしました。
PiFan初参戦!_b0038222_1913663.jpg
航空券はもちろんマイレージ。宿は映画館街に一番近いホテルにしたのですが、ネット予約が出来なくて、ケニアから電話で予約するのも難しいので、現地の友人に予約してもらいました。
心配していたチケット事前手配もクリア出来ました。今年はオンラインでチケット予約が出来ない外国人に対して、事前にメールでチケット確保を依頼できることになったのです(詳しくは映画祭の英語のHP参照)。朝早くから当日券に毎日並ぶ必要がなくなり、ホッとしています。
後は出発の準備をするだけ。この時期に訪韓するのは初めてですが、暑いでしょうねぇ。帽子を忘れずにもっていかなくちゃ。

今回の訪韓では、途中抜け出してソウルでお芝居や一般上映作品も観ようと思っているので、プチョンで観る作品数は限られています。“ファンタスティック”と銘打っていますが、韓国映画のラインナップはホラー・スリラーが多いようです。夏だからかな。未公開アート系長編が私のトッププライオリティなのですが、その他に公開済商業作品も観ます。後でDVDで観てもいいんですけど、今回観る予定の3本「失踪」「携帯電話」「女子高怪談5-心中-」はいずれも苦手なホラーなので、DVDを買ってまで観る気が起きないでしょうから(笑)。

審査を勝ち抜いた35本の短編映画も上映され、その中にはドラマ「花より男子」でつくし役だったク・ヘソンの作品もあります。彼女、ゲストで登場するかもね。私はスケジュールが合わなくて観られませんが。

ということで、心はすでにプチョンに飛んでおります(笑)。
でもその前に怒涛の1週間が待っているんだけどね。

海の日の連休に訪韓される予定のある方は、ソウルからちょっと足をのばしてプチョンで映画鑑賞というのはいかがでしょうか?

                        (Special Thanks to A!)
# by nakaenoguchi | 2009-06-29 19:10 | 韓国映画の話題


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