韓国映画ファンの夏のお楽しみ、シネマコリアのラインナップが発表になりました。今年は「ホリデー」
「優雅な世界」「青燕」「古い庭園」の4本。
シネマコリアは例年、ハートウォーミングな作品やコメディを多く上映してきましたが、今年はまたシリアスで重い作品ばかりですねぇ。私は全て鑑賞済です。
「ホリデー」
ソウルオリンピックが開催された年に脱獄してソウルに潜伏し、市民を不安がらせた脱獄囚たちと彼らを取り巻く人たちの実話ドラマ。脱獄囚が叫んだ“有銭無罪、無銭有罪”が流行語にもなったそうです。それを演じるのはイソンジェ。チェミンス共演です。これは近々リビュー予定です。
「青燕」
韓国人女性飛行士第一号になった女性の物語。この作品はこのブログでも製作段階から何度も取り上げました。昨年の東京国際映画祭で上映されているので、何を今更って感じもなきにしもあらずですねぇ。飛行士役はチャンジニョン、彼女の恋人役にキムジュヒョク。リビューはしてませんが、もちろん私はDVDも持ってますし、東京国際で日本語字幕付で観ました。
「古い庭園」
民主化運動に身を投じた青年と彼を愛しぬく女の物語。主演はヨムジョンアとチジニ。イムサンス監督が当時の様子を再現しながら丁寧に描いています。今年の全州国際映画祭にて英語字幕付で鑑賞しました。その時は監督の1時間以上に渡るトークショー付でした。これも近々リビューしますね。
「優雅な世界」ソンガンホ主演。ヤクザ組織に身をおきつつも、優雅な生活を夢見る男の物語。5月の訪韓で観ました。でも字幕ナシだったので、日本語字幕付での上映は嬉しいです。
私の希望は「息子」と「覆面ダルホ」だったんだけどなぁ。
「息子」はやっぱりみちのく(ミステリー映画祭)でしょうか。もしそうなら、チャンジンが舞台挨拶を行うならもちろん、チャンジンが来なくて「息子」の上映だけでも盛岡に行きたいですねぇ。釜山国際映画祭とバッティングしないといいなぁ。
みなさん、シリアスモノが好きな人はともかく、この4本を続けてみたら、きっとドヨーンと気持ちが沈んでしまう可能性があるので、注意しましょうね。
<7月7日追記>
シネマコリアでの「優雅な世界」の上映は中止だそうです。
上記の通り、上映予定4作品の中で一番観たい作品だったので、残念です。あー、観るものがなくなっちゃった。このために予定を繰り上げて帰国するようなもんだったんだけどなぁ。