その23は、12月に日本で公開される「僕の彼女を紹介します」(略して、日本語で「僕カノ」、韓国語で「ヨチンソ」)です。
僕の彼女を紹介します
2004年作品
監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン、チャン・ヒョク
【ストーリー】熱血警官のキョンジン(チョンジヒョン)は非番のある日、引ったくり犯をひっとらえる。だか逮捕したのは犯人ではなく、犯人を捕まえようとしていた高校教師のミョンウ(チャンヒョク)だった。謝罪を要求するミョンウに「私の辞書に”ごめん”はない、謝ってほしければお前の名前を”ごめん”に変えろ」と突っぱねる。盛り場見回りのためにパートナーの警官をさがして警察署を訪れたミョンウはキョンジンと組まされてしまう。見回りの途中で怪しい男を発見したキョンジンは尾行をはじめる。逃げ腰のミョンウに手錠をかけて強引に引っ張っていくのだが、手錠の鍵をなくしたために2人は一晩一緒に過ごすはめになる。これがきっかけで親しくなるミョンウとキョンジン。それ以来、破天荒なキョンジンを心配するミョンウは事件が起こる度に現場に駆けつけるのだった。
【感想】この映画、「猟奇的な彼女」の続編というか、「彼女」と元カレとの物語という位置づけになっています。だからラストは「猟奇的彼女」でのキョヌと彼女の出会いのシーン、地下鉄のホームで身を乗り出している「彼女」をキョヌが後に引き寄せるところで終わります(テヒョン君特別出演です)。クァクジェヨン監督お得意の、笑ったあとにホロリとさせるストーリーやズームアップやパーンを多用した映像はさすがなのですが、二番煎じの感はいなめません。私は「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」のほうが好きだなぁ。でもジヒョンちゃんは「猟奇的・・」にも増してカワイイし(特に警官の制服姿がとってもキュート)、チャンヒョクも誠実な高校教師役を好演してますヨ。
余談ですが、X-Japanの「Tears」が挿入歌として使われています。クライマックスで日本語の歌が流れると、ちょっと興ざめしてしまいますが・・・。
【なあご的おすすめ度】 ★★★