日本で観られる韓国映画の第3弾は「フーアーユー」です。日本で一般公開はされてませんがDVDがレンタルになっています。
フーアーユー (Who are U?)
2002年作品
監督:イ・チェホ
出演: チョ・スンウ、イ・ナヨン
【ストーリー】コンピューター・プログラマーのヒョンテ(チョスンウ)が開発に情熱を注ぐネットゲーム<フーアーユー>は最終段階にあり、参加者を募っての実動テストを行っていた。ある日参加者の1人、IDピョリが掲示板にプログラムを批判するコメントを載せ、彼女が同じビルの水族館に勤めるインジュという女性(イナヨン)であることがわかって、ヒョンテは参加者インタビューと称して彼女に会いに行く。熱心に仕事をするインジュに惹かれるヒョンテ。彼は同時にIDメローという名でゲームの中でもピョリと親しくなっていく。インジュが元国体選手で、練習中の事故によって聴覚を失い水泳選手としての引退を余儀なくされたと知り、ますますインジュに惹かれていくヒョンテだが、インジュはネットゲームのメローにしか心を開かない。自分がメローだと言い出せないヒョンテは・・・。
【感想】実年齢より老けて見られて「ハラボジ(おじいちゃん)」というあだ名があるチョスンウですが、実年齢(当時21歳)より年上(設定26歳)を演じるために苦労したらしい。無精ひげを生やしてタバコをスパスパ吸い身なりに無頓着な青年像は、いかにもイマドキの若手プログラマーって感じです。映画中盤でギターの弾き語りを披露するスンウ君、この歌がむちゃくちゃ上手い!考えたら彼はミュージカル俳優でしたね。この夏に上演されたミュージカル「ジキルとハイド」でもその歌唱力と演技力を如何なく発揮してました。お相手はお気に入りの女優、イナヨンちゃん。人魚姫の衣装をつけて水槽の中を泳ぐ姿は息を呑むほど美しいかったです。ユニークだと思ったのは、ラストでヒョンテがインジュに自分がメローだと告白しインジュに拒絶されるのですが、ヒョンテがしつこくインジュの後を追いかける点。普通、拒絶されたら出直すよね。とにかく主演2人の好演によってさわやかな青春ドラマになっています。
【なあご的おすすめ度】 ★★★