リビューの2本目は「菊花の香り」です。
菊花の香り
2002年作品
監督:イ・ジョンウク
出演:チャン・ジニョン、パク・ヘイル
【ストーリー】ある日イナ(パクヘイル)は地下鉄の中で菊花の香りがする年上の女性ヒジェ(チャンジニョン)に恋をする。新入生と読書クラブの部長として再会したイナとヒジェ。イナはクラブの夏合宿でヒジェに告白するが、ヒジェは「新入生が先輩女性に憧れるのは良くあること、それは一時の情熱に過ぎない」と拒絶する。しかしイナのヒジェへの思いはつのるばかり。時は流れイナは入隊し、ヒジェは大学を卒業して婚約する。しかしヒジェはある日交通事故で両親と婚約者をいっぺんに失う。事故の責任を感じて心を閉ざすヒジェに、ラジオのディレクターとなったイナはラジオを通じて思いを伝える。やっとのことで2人は結ばれるが、ヒジェはガンに侵されており、それをイナに隠して子供を産もうとする。
【感想】ラブコメ映画に少々食傷気味だった時にこの作品に出会い、思わず大泣きしてしまいました。「恋は責任が伴うもの」と言い切る責任感の強い女性を演じるチャンジニョンも、ひたすら1人の女性を思い続ける年下男を演じるパクヘイルもぴったりの配役です。切れ長で普段からうるんでるように見えるヘイル君の目がうるうるすると、観ている私までうるうるしてきます。「冬ソナ」で韓国メロにはまった方にぜひお勧めしたい作品です。原作はキム・ハイン著のベストセラー小説。映画とはストーリーがちょっと違いますが、こちらも爆涙間違いなしです。
余談ですが、DVDのメイキングを見ると、海でのシーンはかなり寒かったようです。ヘイル君は水泳が上手いのにびっくりしました。
【なあご的おすすめ度】 ★★★★☆