このところシリアスな映画のリビューが続いたので、57本目は思いっきり軽いコメディ「達磨よ、遊ぼう」にしました。
達磨よ、遊ぼう
2001年作品
監督:パク・チョルグァン
出演:パク・シニャン、チョン・ジニョン
【ストーリー】対立組織の襲撃にあい行き場をなくしたヤクザのジェギュ一味は人里離れた僧院に逃げ込む。修行の場でやりたい放題をするヤクザ達を快く思わない僧侶達は、彼らを追い払おうと勝負を持ちかける。3000回拝礼、蹴球、花札、水中息止め、3-6-9ゲームなど、次々と対決していく彼らに住職は、底の抜けた甕に水を満たすという課題を出す。
【感想】いい年した大人がばかばかしいゲームで真剣に勝負するなんて、いやぁ、なんてくだらないんだ!でもそこが笑えます。そしてそれを演じるのがなんとも魅力的な役者達。ヤクザはコメディ初出演のパクシニャンを筆頭にパクサンミョン、キムスロ、カンソンジン、ホンギョンイン、対する僧侶はチョンジニョン、イムンシク、イウォンジョン、リュスンス、それに住職のキムインムン。韓国コメディ映画に欠かせない彼らが個性豊かに役を演じてるんですよねぇ。その中で私の印象に残ったのが、僧院に訪ねてきた尼さんに恋してしまうカンソンジン。彼は「アタックザガスステーション」のタンタラ役で有名ですが、本作での恋する姿はとってもかわいいです。ストーリー的には、対決をするうちにヤクザと僧侶が仲良くなっていき、最後には協力して悪いやつらをとっちめる、というありがちな内容ですので、気楽に観られますヨ。突っ込みどころ満載なので、どうぞいちいち突っ込みを入れながら観てみて下さい。
【なあご的おすすめ度】 ★★★
【おまけ】アメリカの大手製作・配給会社のミラマックスがリメイク権を取得したそうです。アメリカ版はどんな配役になるんでしょうね。
香港版VCDのカバーでは、パクサンミョンの写真が一番大きいんです。これは「花嫁はギャングスター」が香港でヒットしたせいかなぁ。パクシニャン、ガンバレ!