イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
以前の記事
遅ればせながら・・・
帰国してはや2週間。まだ時差ボケも治らないんですが、1月3日~8日にソウルに行ってきました。まずは覚書的に見てきた作品をリストアップしますね。

韓国映画はこの時期、上映されている作品数が少なかったです。「美人図」も「4曜日」も「1724妓生置屋襲撃事件」も「純情漫画」も「アンティーク」ももう上映終了でした。だから観られたのは以下の9本のみ。字幕ナシでの鑑賞なのでちゃんとしたリビューじゃなく、感想をちょこっとだけ書きますね。

「ロマンチック・アイランド」 ★★
これはフツーです。3組のカップルのフィリピンのボラカイ島でのバカンスを描いています。3組の話がほとんど重ならない、オムニバスのような作品になっています。ボラカイ島の景色は美しいですが、ストーリー展開、映像、演出ともにオーソドックスで新鮮味なし。8年前にボラカイでダイビングのライセンスを取った時に泊ったホテルが出てきて、個人的には懐かしかったけどね。

「オーバースピード・スキャンダル」 ★★★
だれでにもお勧めできるハートウォーミング・ストーリー。チャテヒョンは、もとアイドル歌手で今はラジオの人気DJというぴったりの役。相変わらずいい味だしてます。彼に付きまとう女性を演じたパクボヨンは最初は地味で冴えない感じだったのが、歌いだすとともに洗練されていくのが見事でした。

「霜花店」 ★★★☆
結構良かったですよ。王朝絵巻を再現したような豪華絢爛な映像も、戦闘シーンもエキストラシーンも見事だし、焦点を王と近衛長官と王妃に絞って彼らの心情を丁寧に描いているので話が散漫になってないところがいいです。ベッドシーンは18禁になっただけはありますが、それがちっとも不自然じゃありません(サービスショットという感じはなく必然性があった)。チョインソンもチュジンモもソンジヒョもがんばりました。

「われらはアクション俳優だ」 ★★
去年のチョンジュ国際映画祭で上映されていたのに観はぐってしまったので、観たかった作品です。チョンドゥホンが主催するアクションスクールで修行をするアクションスターの卵たちを追ったドキュメンタリー。家庭用ビデオのような映像なのですが、題材が面白い。「相棒」や「カンチョルジン」といった映画のアクションシーンが出てきます。でも字幕ナシでナレーションの内容がわからないのはちと辛かったです。

「恋人たち」 ★★☆
インディーズ映画の雄と呼ばれているキムジョンクァン監督の短編を集めた作品。1人の監督の短編集が1本の映画として一般公開されるのはめずらしいそうです。内容はというと、ロマンスものあり、ほのぼの系あり、社会的風刺ものありとバラエティに富んでました。"ポスト・ホジノ"とも"韓国の岩井俊二"とも呼ばれているキムジョンクァン監督だけあって、映像が美しかったです。その中で「ヨンジェを待って」という作品は日本人の女の子が主人公でそのモノローグが日本語なのがうれしかった。しかも“彼女をいつも待たせる”ヨンジェが、お気に入りのキムヨンジェだったんだもん。キムヨンジェは40編以上の短編に出演しているらしいのですが、短編って観る機会が滅多にないので、ここで観られて良かったです。

「インディアニメボックス-セルマのタンパク質コーヒー」 ★★☆
「ウォンテッド」、「武林一剣の私生活」、「愛はタンパク質」という短編アニメ3本立て。「ウォンテッド」はブラックコメディ、「武林・・・」は脱力系コメディ、「愛は・・・」もコメディ。3本とも内外の映画賞を受賞しただけあって、なかなかでした。

「リトン」 ★★
気がつくと見知らぬ浴槽の中で血まみれになっていた。自分が誰でどうしてそこにいるか全くわからない・・・というシーンから始まる、緊張感あふれるサスペンス。冒頭のシーンで以前に観たことがわかりました。だから驚愕のオチもわかっています。暗ーい映像でグロいシーンがてんこ盛りなので、観るのをやめようかと思ったけど私1人のために上映してくれていたので、がまんして鑑賞。ホラー・サスペンスの好きな人だけにお勧めします。

「私の親友、彼の妻」 ★★
一昨年のプサン国際映画祭でお披露目され、やーっと一般公開された作品。お気に入りのパクヒスンとチャンヒョンソンという演技達者の俳優が主演しているのでぜひ観たかった作品です。2人の演技はさすがだったけど、サスペンス仕立てなのになーんかスピード感がないのよねぇ。映像もオーソドックスです。ストーリーに納得がいかない部分が何箇所かあってイマイチのめりこめませんでした。

「少年、少年に会う」 ★★
昨年のプサン国際映画祭でお披露目された短編。上映時間は35分ですが、本編は13分であとはメイキング&インタビュー。本編も途中で天使に扮するイエジウォンが歌って踊って背景にアニメが入るMV的な挿入シーンやエンドロールを除くと、実質6~7分ってところでしょうか。高校生の男の子2人の出会いを描いたクィア・ムービーです。といってもどぎついシーンはまるでなし。ドラマ「思い切りハイキック」でブレイクしたキムヘソン君がかわいい(水色のダッフルコートが似合いすぎている!)。
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# by nakaenoguchi | 2009-01-12 01:55 | 韓国映画の話題
祝!「焼肉ドラゴン」、朝日舞台芸術賞グランプリ受賞!
b0038222_1444221.jpg新春にふさわしい、おめでたい話をひとつ。

昨年4月に新国立劇場で上演された「焼肉ドラゴン」が朝日舞台芸術賞のグランプリを受賞しました!2008年のベストプレイに選ばれたのです。パチパチパチ。

新国立劇場と芸術の殿堂(韓国)が共同で制作したこの舞台、私は運良く日本に居て観られました。前売りチケットの販売状況をみたら、まだまだ余裕があったので、当日券でいいやと思ったら、幕を明けた途端に評判がクチコミで伝わり、連日盛況。結局上演1時間以上前から並んでやとチケットが取れました。

大阪の朝鮮人街で焼肉屋を営む在日家族の話です。脚本は在日であり、数々の戯曲の他、映画「月はどっちに出ている」の脚本でも有名な鄭義信(チョンウィシン)。”劇団旅行者”を主宰する韓国でも人気の演出家ヤンジョンウンが共同演出。演じるのは日本と韓国の実力派役者たち(詳しくはこちら、予告編も見られますよ)。

市井に生きる人々のひたむきさと家族の暖かさが、心にジーンときました。秀作です。こんな素晴らしい舞台に出会えたことに感謝しました。

そんな舞台ですから、演劇賞受賞も当然かもしれません。チョンウィシンは紀伊国屋演劇賞の脚本賞も受賞しています。
b0038222_1453253.jpg

ここだけの話ですが、この舞台で母親役を演じたコスヒ嬢(上の写真中央のエンジのシャツの女性)の演技に渡辺えりが感激し、「あなたは天才だ!あなたと姉妹をやりたい」と言われたらしい。それは口だけじゃなくて、実際に来年(2010年)に実現します。コスヒと渡辺えりの姉妹役なんて、観たいですねぇ。
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# by nakaenoguchi | 2009-01-01 01:46 | 韓国演劇
謹賀新年!
みなさま、明けましておめでとうございます。

いやぁ、2ヶ月近くもこのブログを放置してしまった後なので、何を書いていいやら。

まずは、12月21日に無事ケニアから帰国しました。

日本の冬は寒い。凍えてしまい、活動が低下しています(←変温動物か?)。
うちのTVくんもこの寒さでストライキを起こして、よく映りません。紅白は音を楽しみました。といっても、今どきめずらしいモノラルのTVなんですけどね(←早く地デジ対応のTV買えよ!)。

ケニアでのこと。11月に3週連続で出張を入れたんですけど、1回目の出張で疲れてしまい、その疲れが取れないままに2回目の出張に出かけたら出張先で風邪で倒れてしまいました。治ったと思って出かけた3回目の出張でまた風邪がぶり返し、完全に回復したのはその2週間後。12月に入ってからでした。いやぁ、無理が利かない歳なのねぇ。

帰国して仕事を一応片付けたので、お正月は1月3日~8日にソウルに行ってきます。
上映されている韓国映画本数はそう多くなさそうなので、今回は映画と芝居を半々くらいで楽しむ予定です。ソウル、寒いでしょうねぇ。

このブログはボチボチ更新していきます。

みなさま、本年もどうぞ宜しくお願いします。

なあご
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# by nakaenoguchi | 2009-01-01 00:16 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
韓国映画リビュー その214 「セブンデイズ」
b0038222_412190.jpgリビューの214本目は「セブンデイズ」です。「木曜日の子供」としてキムソナ主演で制作が始まりましたが、監督交代・脚本書き直しなどのごたごたで、途中で制作は1年近く中断。結局、ヒロインもキムユンジンに変わって撮影されました。そこまでしてもボツにならず制作が続けられたということは、よほど脚本が良かったのかと興味津々でした。

セブンデイズ
2007年作品
監督:ウォン・シニョン
出演:キム・ユンジン、パク・ヒスン

【ストーリー】ジヨン(キムユンジン)は、連続勝訴記録を更新中のやり手弁護士。一人娘のウニョンのために運動会の徒競走に出場するが、その最中にウニョンが行方不明になる。誘拐犯からの要求は、1審で死刑判決を受けた男チョルジン(チェミョンス)の控訴審で無罪を勝ち取ること。しかも裁判までは1週間しかなかった。ジヨンは高校の同級生で刑事のソンヨル(パクヒスン)とともに、この女子大生殺害事件を洗いなおす。女子大生の部屋の錠が最新式であったことから、ジヨンは犯行は顔見知りによるものであり、「盗みのために部屋に入ったがその時には彼女は既に死んでいた」、というチョルジンの証言を裏付けるものとジヨンは考え、その晩彼女が部屋に入れた男を捜そうとする。

【感想】めまぐるしく動き頻繁に切り替わる画面は、物語に緊張感とスピード感を与えています。ただあまりにめまぐるしすぎて疲れました。それでも後半はオチを想像してワクワクし、それを裏切る結末に驚きました。女子大生殺害事件と誘拐事件の2つの事件がからむ司法サスペンスなのですが、凶器の行方が判決に大きな影響を及ぼすと検察側が気づかなった、検察側が証人としてほとんど心神喪失状態のジウォンを引っ張り出した、秘密に録音されていたテープが法廷で正式な手続きを経ないで証拠として採用されたなど、司法サスペンスとしてはツメが甘い気がしました。これは韓国と日本との司法制度の違いによるものなのかもしれないですね。でも、それ以外にも(ネタバレになるのであえて触れませんが)なんか納得いかないというか、もうちょっと説明が要るんじゃないの?と感じるところが何箇所もあって、それがストーリーにイマイチはまれない原因でした。
キムユンジンは子供のことを思う親の気持ちを丁寧に表現しています。オーバーな演技がちょっと鼻についたけどね。パクヒスンは今回は刑事なんだけどチンピラっぽくてイメージそのままです(笑)。その他、キムミスクやチャンハンソン、イジョンホン、チェドッキョンなど、演技上手な役者たちが脇を固めていますが、私が一番印象に残ったのは死刑囚を演じたチェミョンスでした。
万人ウケする作品ではありませんが、シリアスなストーリーが好きな方は気に入るかもしれません。

【なあご的おすすめ度】 ★★☆
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# by nakaenoguchi | 2008-11-15 04:02 | 214.セブンデイズ
オバマ・フィーバー
アメリカの次期大統領にバラク・オバマ氏が当選したということで、日本の小浜もオバマ・フィーバーに沸いていることでしょう。ここケニアではそれ以上にオバマ・フィーバーに沸いています。

バラク・オバマ氏のお父さんはケニア出身なんですね。今でもケニア東部のキスム郊外に祖母さんが住んでいます。彼女には厳重な警備がついているそうです。

ケニア系アメリカンのオバマが当選したということで、ケニア政府はなんと明日11月6日を祝日にしてしまいました。
おいおいおい、他の国の大統領選挙なのに、そんなに簡単に祝日にしていいのか?

エルドレットという都市に3泊4日で出張に来ている私は、明日の仕事のスケジュールがすべてドタキャンになって頭を抱えています。勘弁してよぉ。

ケニアは今、かなりバブリーで建設中の建物をあちこちでみかけます。世界的な景気減速が始まったのに、これからどうなるんだろうと他人事ながら心配しています。そんな中でケニア系のオバマ当選はかなり嬉しいニュースなんでしょうね。仕事の相手であるケニアの公務員たちは、アメリカからの援助が増えると喜んでいます。ホントかいな。

それにしても、突然休日が降ってわいたんですけど、知り合いの居ないここエルドレットで私は何をすればいいんでしょうか?
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# by nakaenoguchi | 2008-11-05 16:46 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
韓国映画リビュー その213 「正しく生きよう」
b0038222_2055760.jpgチャンジン監督来日記念ということで、リビューの213本目はチャンジン脚本・製作の「正しく生きよう」にしました。監督はチャンジンの弟子のラフィチャン。本木雅弘が主演した日本映画「遊びの時間は終わらない」のリメイクで、オリジナルを観てからリビューしようと思ったのですが、ケニアに来てしまったので、その前にUPしちゃいます。

正しく生きよう
2007年作品
監督:ラ・フィチャン
出演:チョン・ジェヨン、ソン・ビョンホ

【ストーリー】刑事課から交通課に異動になったドマン(チョンジェヨン)は真面目で正義感が強いけどちょっと融通が利かない警察官。交通違反をしたのが彼が所属するサンポ警察に赴任してきた新署長イスンウク(ソンビョンホ)とわかっても違反キップをきるほどだ。サンポ署管内は最近銀行強盗が多発しており、その対策のためにイ署長は模擬訓練を思いつく。各役割はクジで決められたが、ドマンはイ署長に呼ばれ、内密に犯人役を言い渡される。ドマンはイ署長の「リアルにやれ」という指示を実行すべく、熱心に銀行強盗を研究し当日に備える。そして筋書きのない銀行強盗劇が始まった。逃げ遅れたドマンは本物の銀行強盗がするように、行員や客を人質にとり、銀行を封鎖して立てこもった。SWAT部隊が到着する前に事件を解決しようと目論んでいたイ署長は思わぬ誤算に地団駄を踏む。

【感想】オリジナルを観てないので、どこまでオリジナルを踏襲し、どこまでが新しいプロットなのかわからないのですが、いくつもの布石がしっかり置かれているなど、脚本がしかり練られていますね。事件が生中継されるというのはチャンジンお得意のコメディセッティングですし、群像劇なのも演劇出身のチャンジンならではです。ラフィチャン監督は同じチャンジンの弟子で「トンマッコル」を撮ったパククァンヒョン監督と違って、かなりチャンジン的な撮り方をしています。長回しのショットもありますし、銀行のセットもいかにも舞台的です。笑いを誘う絶妙な間も、ベタな音楽の使い方もチャンジンのそれと似てます。逆に言うと、ラフィチャン監督らしさは何だろうと考えてしまいました。インサートがチャンジンよりも多いかな。そのインサートカットで登場人物のキャラや心情を表現しています。特に、冒頭の朝の身支度のシーンの一連のカットはドマンの真面目で折り目正しい性格を雄弁に語ってました。
主演のチョンジェヨンは、このような真面目で朴訥なキャラを演じさせたらピカイチです。大げさにじゃなくて、フツーに真面目にやってて笑える。これってコメディの王道だよね。署長役のソンビョンホもすばらしい。ドマンの敵なのか味方なのか微妙なところを見事に演じています。その他、チャンジン作品でお馴染みの、一癖も二癖もある役者たちがワキをかためています。
チャンジンのファンでもそうでなくても、かなり笑える、楽しい作品です。

【なあご的おすすめ度】 ★★★☆
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# by nakaenoguchi | 2008-11-02 22:28 | 213.正しく生きよう
キムテウのしぶーい作品えらび
b0038222_14415430.jpg
いきなり登場のこのオヤジ、だれでしょう?

この人はロシア人で47歳、名前をユーリ・ブトゾフといいます。
ロシアで有名な演出家で、ゴールデンマスク賞というロシアで権威ある演劇賞も受賞されてるとか。韓国では、「ボーイチェック」という芝居を2003年に上演したらしい。その彼が今度は同じロシア人の作家チェーホフの名作「かもめ」を演出します。

ホンサンス監督の低予算作品「よく知りもしないで」を撮り終えたキムテウが舞台デビュー作として選んだのが、この「かもめ」でした(やっと本題に入ったぞ)。映画でもしぶーい作品選択をしているキムテウ(以前の記事はこちら)は初舞台でもしぶーい選択をしたのでした。
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キムテウが演じるトレーブレフは大女優の母にかまってもらえず、自分の元を去った元カノのニーナと再会するものの、上手くいかずに結局自殺する青年です。共演はチョンジェウン、ソンスヨン、チェチャンウ、パクミョンジン、ナムミョンリョル、イホソン・・・。うーん、ちーっとも聞いたことないなぁ。出演作をチェックしても端役で見た記憶がない。きっと舞台役者なんでしょうね。キムテウはそんな舞台役者たちに囲まれて揉まれているのでしょうか(笑)。芸能ニュースではほとんど取上げられないようなじみーなアート系の芝居を初舞台として選んだ(その証拠にこの公演の記事はアートのカテゴリーにありました)キムテウ、しぶすぎるゾ。

よく知られた戯曲だから事前に予習しておけば内容理解に困らない、そんな舞台なのでぜひ観たいのですが、ケニアに居てはねぇ。もしこの時期にソウルにいらっしゃる方がいたら、ぜひご覧になって感想をお寄せ下さいませ。

b0038222_14451061.gif「かもめ」
アントン・チェーホフ原作
ユーリ・ブトゾフ演出
日時:2008年11月7日~23日
場所:芸術の殿堂トウォル劇場
上演時間:160分(ながっ!)
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# by nakaenoguchi | 2008-10-30 14:48 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その212 「走れ自転車」
b0038222_1953291.jpg韓国映画リビューその212は「走れ自転車」です。「後悔しない」のイヨンフンとドラマ「春のワルツ」のハンヒョジュ主演の青春モノです。

走れ自転車
2008年作品
監督:イム・ソンウン
出演:ハン・ヒョジュ、イ・ヨンフン

【ストーリー】ハジョン(ハンヒョジュ)の一家は彼女が大学に入学したのを機に、彼女の大学がある街に引っ越してくる。その途中で道を尋ねた若者に好感を持ったハジョンは、彼、スウク(イヨンフン)が彼女の通う大学の近くの古本屋で働いていることを知り、足しげくそこに通うようになる。ハジョンはスウクがいつも自転車なので自分も自転車に乗ろうと練習するなど、彼の気を引こうと努力するが、スウクはなかなか振り向いてくれない。実は彼にはある秘密があった。そしてハジョンも他人には言えない悩みを抱えていた。自殺した妻を追い込んだのは自分だと悩む父親が酒びたりになっていたのだった。引っ越して来たのも心機一転やり直すためだった。

【感想】それぞれ悩みを抱えている若い男女がゆっくりと親しくなっていくプロセスを描いた恋愛ストーリー。手が触れるだけでどきどきするという初恋の甘酸っぱさがつたわります。ただ最後までキスさえないという2人の恋愛はあまりにも幼くて、おまえら中学生じゃないだろ!と突っ込んでしまいました(笑)。2人はそれぞれ悩みを抱えていているんですが、それがそれほど暗く描かれなくて重く感じません。ホント、中高生向けのさわやか青春恋愛映画って感じです。
主演のハンヒョジュとイヨンフンがフレッシュでいいです。ヒロインの父親役のキムウンスも貫禄。
全体的にそこそこまとまっていますが、胸をえぐられるような痛みや悲しみがないってことは、心を激しく揺さぶられるってこともないってこと。そこが私にはイマイチ物足りませんでした。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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# by nakaenoguchi | 2008-10-25 19:55 | 212.走れ自転車
韓国映画リビュー その211 「今、愛している人と暮らしていますか?」
b0038222_1917097.jpg韓国映画リビューの211本目は「今、愛している人と暮らしていますか?」です。日本では今年5月25日に六本木ヒルズのTOHOシネマズでモーニング上映されましたが、私はその時日本に居なかったので、DVDで鑑賞しました。

今、愛している人と暮らしていますか?
2007年作品
監督:チョン・ユンス
出演:オム・ジョンファ、パク・ヨンウ
イ・ドンゴン、ハン・チェヨン

【ストーリー】ホテルマンのミンジェ(パクヨンウ)は妻のユナ(オムジョンファ)とともに友人チョルジュのバーのオープンに出かける。そこで建築会社の若き副社長ヨンジュン(イドンゴン)と照明デザイナーのソヨ(ハンチェヨン)の夫婦と知り合い、ソヨのどこか寂しげな様子に心惹かれるのだった。出張先の香港でソヨに再会したミンジェはお互いに打ち解け、楽しい夜を過ごす。一方、ファッションアドバイザーとしてヨンジュンのオフィスを訪れたユナは彼の鼻持ちならない態度に怒りを覚える。その晩、バーで偶然ヨンジュンに再会したユナは「君が英語を多用するのは時間の無駄だ」という彼に、SEXは英語でも韓国語でも同じよ、と挑発的に言い放つのだった。

【感想】結婚3年目の倦怠期にさしかかった2組の夫婦が互いの相手に心惹かれてしまうという“クロススキャンダル”の物語。といっても一方はあっさりと一線を越え、もう一方は強烈に惹かれ合うものもなかなか一線を越えません。スタイリッシュな映像、スリリングなストーリー展開。パートナー以外に心を惹かれるようになる過程も自然で説得力がありました。でも、なーんか心に響いてきません。主人公4人のだれにも感情移入が出来ないからでしょうか。情事は夜に行われるっていうけど、本作も80%以上が夜のシーンで、暗くて登場人物の表情がよくわからなかったからかな。とにかく、最後のオチを含めてこの作品で監督が観客に何を訴えたかったか、それがさっぱりわかりませんでした。
オムジョンファはさすがの演技。憎らしく思っていた年下男のヨンジュンをいつの間にか好きになってしまう三十路女をしっかり演じてます。パクヨンウもなかなかいい。イドンゴンとハンチェヨンもまあがんばっています。濡れ場シーンは確かにセクシーだけど、思ったほどでもありません。オム姉さんもハンチェヨンも肝心なところは見せてないからね。だからそれが目当てだとがっかりするかもしれません(笑)。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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# by nakaenoguchi | 2008-10-21 19:17 | 211.今、愛している人と暮ら
「レッドクリフ」Part I
東京国際映画祭が始まりましたね。
私はもちろん今年の東京国際には参加できません(出稼ぎ中なので)。「D-ウォー」はまだしも「クロッシング」は観たかったなぁ。後でDVDで観ればいいんだけどね。
えっ、今年はエコでレッドカーペットじゃなくてグリーンカーペットなの?
レッドカーペットなら去年のを使いまわしできたのに、グリーンカーペットを新調したんだね。そのほうがよほど資源の無駄遣いだと思うなぁ。

そのグリーンカーペットを某総理大臣と一緒に歩いたのは開幕作「レッドクリフ」のジョンウー監督とトニーレオン、金城武ら。この「レッドクリフ」はケニアに来る前に試写会で観たのでちょっとリビューしますね。

「フェイスオフ」「M:I-2」などで有名なジョン・ウー監督が100億円をかけて撮りあげた歴史アクション大作。三国志の中でも人気が高い“赤壁の戦い”を描いています。11月1日に公開されるPart Iではその前半が語られます。ストーリーは、
はるか昔、生きる意味を戦いに求めた時代。天下統一という野望に燃える曹操(チャン・フォンイー)は80万の兵力を使い、怒涛のごとく敵国を攻めていた。誰もがその勢力に圧倒されたとき、立ち上がった二人の男がいた。一人は、劉備軍の若き天才軍師・諸葛孔明(金城武)。もう一人は、孫権軍の知将・周瑜(トニー・レオン)。二人は、その巨大な勢力に立ち向かうため、連合軍を結成する。その数、わずか6万。兵力で劣る連合軍は、知略と奇策によって戦いに挑んでいく。だが、曹操の野望の裏には、一人の女への秘められた目的があった。(goo映画より)
b0038222_13483285.jpg
で、感想ですが、CGを駆使した戦闘シーンは見事。それが好きな人にはたまらないでしょう。でも長すぎると感じました。関羽、張飛、趙雲、甘興といった将軍たちの見せ場をいちいち入れているんだもん。「三国志」では人気ある将軍たちで演じてるのも有名なスターたちだからなのでしょうが、彼らをよく知らない私は、もっと周瑜と諸葛孔明の知略に焦点を絞ったほうがよかった気がしました。そう、戦闘シーンに限らずストーリーが総花的(つまり散漫)なんですよ。アジアのスター総出演だからしょうがなかったのかしら。それに周瑜と愛妻の親愛ぶりは語るべきだけどあんな長いベッドシーンなんて必要ないと思うな(トニーさんのベッドシーンは「ラスト、コーション」で散々みたし)。これもサービスショットじゃん!中村獅童はまだしも金城武やトニーレオンまでも吹き替えだったのには興ざめしてしまいました。
「HERO」「LOVERS」など、アジアの大作はどうしてハリウッドのようなCGを駆使した戦闘シーンがウリの歴史モノばかりなんでしょうね。ハリウッドに追随しないでアジアらしさをもっと追求してもいいのに。
ということで、韓国映画ではないので、ちゃんとしたリビューじゃないですが、お勧め度を付けるとしたら★★くらいかな。
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# by nakaenoguchi | 2008-10-19 13:45 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板


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118.美術館の隣の動物園
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134.4月の雪
135.ダンサーの純情
136.孤独がもがく時
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138.公共の敵
139.送還日記
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144.アガタ
145.南極日誌
146.シルミド
147.生産的活動・私の30回目の
148.Coma
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151.野獣と美女
152.インフルエンザ
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154.ショーショーショー
155.春の日のクマは好きですか?
156.私の結婚遠征記
157.How Does the Bli
158. The Eyes
159.美しき野獣
160.アンニョン、兄ちゃん
161.拍手する時に去れ
162.女、チョンヘ
163.Mr.主婦クイズ王
164.愛を逃す
165.怪物
166.波浪注意報
167.トンマッコルへようこそ
168.天軍
169.支離滅裂
170.コチョルのために
171. 愛してる、マルスンさん
172.多細胞少女
173.離れの客とお母さん
174.天下壮士マドンナ
175.私たちの幸せな時間
176.相棒
177.インシャラ
178.とかげ
179.Mr.ソクラテス
180.百万長者の初恋
181.ラブトーク
182.マパド
183.親知らず
184.恋愛、その耐え難き軽さ
185.情け容赦なし
186.師の恩
187. 恋愛術士
188.堤防伝説
189.海賊、ディスコ王になる
190.ホロビッツのために
191.シュロの木の森
192.美女はつらいの
193.オールドミスダイアリー
194.愛する時に話すこと
195.息子
196.ラジオスター
197.羽
198.韓半島
199.ハーブ
200.京義線
201.私の生涯で最も美しい1週間
202.Mr.ロビンの口説き方
203.肝っ玉家族
204.古い庭園
205.いかさま師
206.組暴の妻3
207.宿命
208.ワンスアポンアタイム
209.ララ・サンシャイン
210.角砂糖
211.今、愛している人と暮ら
212.走れ自転車
213.正しく生きよう
214.セブンデイズ
215.悲夢
216.ラジオデイズ
217.アンティーク
218.追撃者
219.その男の本198ページ
220.純情漫画
221.美人図
222.カンチョルジュン
223.たちまわLee
224.影の殺人
225.失踪
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