イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
以前の記事
アンタナナリボ便り①
色々ありましたが、月曜日の午後に、無事マダガスカルの首都アンタナナリボに到着しました。

こちらの混乱はまだ収まっていないようです。
オフィスが、反大統領派が集会を開く「5月13日広場」やデモをする「独立大通り」のすぐ近くなため、朝出勤してもお昼前には帰宅を余儀なくされています。それが毎日です。今もホテルに帰ってこれを書いています。今日は昼間でも外出を避けるように指示されました。丁度今、デモ隊がホテルの近くを通って行きました。これが略奪や政府軍の発砲に結びつかなければいいんですけどね。略奪があったために多くのスーパーが閉まっていて、買い物がかなり不便です。

アンタナナリボはマダガスカルの中央高地にある都市で標高は1400メートルほど。南半球なので今が夏ですが、日中は暑くなるものの朝晩は上着がほしくなる気温です。アップダウンに富んだHillyな街で、狭い路が入り組んでいます。
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上の写真は、月曜日と火曜日に泊ったホテルからの眺めです。山の上にあるのが女王宮といって、昔の女王さまのお住まいです。何年か前に火災にあって、今再建中とか。
この写真を撮ったホテルが、客が来ないし必要物資の確保が難しいとの理由で来週から2ヶ月間閉めるというので、今はもうちょっと街の中心に近いキッチン付のホテルに移りました。まあまあ快適です。

ということで、私は元気でやっています。みなさま、どうぞご安心を。
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# by nakaenoguchi | 2009-02-19 19:26 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
野生動物たちの楽園へ!
ペンディングになっていたマダガスカル派遣ですが、とりあえず今日、日本を発つことになりました。
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正式な通知が届いたのが木曜日の夕方で(それもこっちから催促の問い合わせをしてやっと返事があった)、それからバタバタと航空券発券や宅配手配、海外傷害保険申し込みなどを行い、昨日は午前中に荷物詰め(夕方に集荷)をした後に航空券等の受取に都心に出向きました。
今回はパリ経由なのですが、パリ-アンタナナリボ(マダガスカルの首都)のフライトのスケジュールが変更になったらしく、それが確認できたのが、昨晩。当初10:25発だったので、日本-パリ便を夜行便にしたのに、それが夜の22:00発に変更になったので、パリで17時間待ち。それなら翌日の午前便でも十分間に合ったのに、今からではフライトの変更できず。結局、現地に到着するのが出発した翌々日の午後ですよ。長いわ。現地についてからすぐに全力全開で仕事できるように往路はできるだけ疲れを溜めたくないんだけどね。
今回、現地での状況が流動的なので、何が起こってもいいように、食料を沢山持ちました。文庫本も韓国映画のDVDも十分持ったので、外出禁止令や自宅待機指示がでて、ホテルに篭ることになっても大丈夫。
だから、この「マダガスカル2」に登場する野生動物たちに会えるかは、まーったく定かではありませんが、とにかく行ってきます!
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# by nakaenoguchi | 2009-02-14 11:06 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
「あなたを愛しています」
b0038222_254795.jpg「マパド」ではハートウォーミングな笑いを観客にもたらし、「愛を逃す」ではすれ違った愛をしっとりと描いたチュチャンミン監督。大好きな監督の1人です。彼の作品に共通する、風景を含めた映像の美しさと作品全体を包む優しさが気に入ってます。2006年の福岡アジア映画祭で監督とお話する機会に恵まれましたが、その作品と同じように真摯で優しい方でした。
(右の写真はその時のチュチャンミン監督です、画像が悪くてすみません)

そのチュチャンミン監督の次回作の記事が上がって来ました。「バカ」「純情漫画」などの原作者としても知られる人気漫画家のカンプルの作品で「あなたを愛しています」。黄昏期に入った老人の愛を描いたメロ作品。主演はイスンジェとシング。そして相手役としてキムスミとユンヨジュンのキャスティングが有力視されています。かなり渋い作品になりそうですね。この面子だったらメロもコメディもなんでもOKでしょう。
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この作品、連ドラとして昨年MBCで放送が予定されていたものの、土壇場で制作が中止になったイワク付。その時に出演が予定されていたのはチェブラム、ソンジェホ、ナムニ、カンプジャというこれまた渋い面々。ユンソナが出産後に初めて出演することでも話題になっていました。その時は「あんぱん」や「偉大なる遺産」の脚本を書いたイスクジンに脚本を依頼したようですが、映画はチュチャンミン監督自身が脚本も手がけるようです。只今脚本執筆中で、今年クランクイン予定だとか。チュチャンミン監督がこの地味な作品をどう撮るか、どう演出するか、とても楽しみです。

ドラマは制作費が工面できなくて霧散したと聞きましたが、製作本数も激減し封切作品の収益悪化もシビアな“氷河期”の韓国映画界で、いわゆるスターをキャスティングしないこの作品がちゃんと製作されて公開されることを祈ります。
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# by nakaenoguchi | 2009-02-11 02:55 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その216 「ラジオデイズ」
b0038222_1263771.jpgリビューの216本目は、ここ数年流行(?)の京城モノ、「ラジオデイズ」です。

ラジオデイズ
2008年作品
監督:ハ・ギホ
出演:リュ・スンボム、イ・ジョンヒョク

【ストーリー】日本占領下のソウル。初の朝鮮語ラジオ放送局、JODKが開局する。その放送をまかされたプロデューサーのロイド(リュスンボム)は妓生のミョンウォル(ファンボラ)にパンソリを歌わせたり、当代隋一のジャズ歌手マリ(キムサラン)のコンサートを放送したりして次第に大衆の人気を得る。更なるラジオ普及を狙う当局からラジオドラマの放送を指示されたロイドは、作家のボンアル(キムレハ)にシナリオを依頼して韓国初のラジオドラマを始める。役者が勝手にストーリーを変えてしまうなど、最初は失敗続きだったが、番組は徐々に人気を博するようになる。一方、ラジオの影響力に目をつけた独立運動家のK(イジョンヒョク)はこのラジオドラマの効果音スタッフとしてラジオ局に潜り込む。

【感想】コメディとしてそこそこは笑えるけど、それ以上ではありません。設定もストーリー展開も二番煎じの感がいなめないんです。ヒロインに歌を歌わせる、敵役は帝国軍人、というのも京城モノのステレオタイプだしね。コメディとしては、脚本や演出(特にセリフの“間”)をもっと練ったらより笑えたんだろうなぁと思うとちょっともったいない気がしました。
いつも強烈な個性とバツグンの存在感で観客を惹きつけるリュスンボムが、本作ではアクを押さえて他の個性豊かな登場人物たちとアンサンブルを奏でているところが印象的でした。こんなフツーのスンボムもイイです。キムサランの歌は「ワンス・・・」のイボヨンとどっこいどっこいかな。ワキではアナウンサー役のオジョンセが役をしっかり作りこんで見事でした。今まで脇役が多かった彼の今後に注目です。
で、私の個人的評価は「フツー」。悪くはないけどそう良くもないってところです。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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# by nakaenoguchi | 2009-02-07 12:07 | 216.ラジオデイズ
「焼肉ドラゴン」、読売演劇大賞も受賞!
先日も取上げた、「焼肉ドラゴン」が朝日芸術賞グランプリ、鶴屋南北戯曲賞、紀伊国屋演劇賞個人賞(チョンウィシン・戯曲)に続き、読売演劇大賞でもグランプリと最優秀作品賞を受賞しました。グランプリは全会一致だったとか。優秀男優賞(シンチョルジュン)、優秀女優賞(コスヒ)、優秀演出家賞(チョンウィシン・ヤンジュンウン)を含めると5冠達成です(関連記事はこちら)。
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「焼肉ドラゴン」の評判は高く、2008年の演劇賞の何冠を取るかとウワサされるほどだったらしいですが、ホントにすごいですねぇ。この作品をナマで観た私にとっても、なんか自分のことのように嬉しいです。

この作品の感想は某掲示板に書いたので、このブログでは記事にしなかったのですが、せっかくなので受賞の記念(?)にその時の投稿を抜粋して転記しますね。

昨日、「焼肉ドラゴン」という舞台を観てきました。
日韓共同公演で、「血と骨」「月はどっちにでている」といった映画のシナリオでも有名な在日のチョンウィシンがホンを書き、韓国で人気のヤンジュンウンと共同演出した作品です。主演はコ・スヒとシン・チョルジン。コ・スヒは「ほえる犬はかまない(原題:フランダースの犬)」や「親切なクムジャさん」「グエムル」と映画でも有名な女優さんで、シンチョルジンはどこかでみたことあるなぁと思ったら、「火山高」や「百万長者の初恋」など色々な韓国映画に出演しているベテラン俳優さんでした。そのほか、千葉哲也、占部房子、笑福亭銀瓶といった、そこそこ名のある日本人役者も出演しています。大阪の伊丹空港近くの在日タウンに住む在日一家の物語で、思ったよりもシリアスな芝居でしたが、その分心を動かすものがあり、観終わったあとにじわじわ感動が押し寄せてきました。かなりいいです。
昨日は上演後にシアタートークがあり、元NHKの堀尾アナの司会でチョンウィシン、ヤンジュンウン、コスヒ、千葉哲也が登壇して楽しい話が聞けました。Q&Aもたっぷり50分。私は「ソウルの雨」「焼肉ドラゴン」と日韓共同公演への出演が続いたコスヒさんに日韓コラボの難しさについて訊いたんですけど、彼女、日本語がはなせるからコミュニケーションに問題がないせいか、どの国の作品をやるかで違いはあるが出演する役者の国籍で違いはないといってました。映画もそうですが、作り手と観客をつなぐティーチインがあると、作品に対する理解がぐっと深まるので、私は大好きです。
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# by nakaenoguchi | 2009-02-04 23:52 | 韓国演劇
韓国映画リビュー その215 「悲夢」
b0038222_2314618.jpg久しぶりのリビューは、2月7日に日本で公開される「悲夢」です。がんばって応募した甲斐があって試写会に当たって、一足先に観てきました。

悲夢
2008年作品
監督:キム・キドク
出演:オダギリジョー、イ・ナヨン

【ストーリー】別れた恋人(パクチア)を追う途中で交通事故を起こす夢を見た男(オダギリジョー)は、その夢があまりにもリアルだったために、その場所を訪ねる。果たしてそこでは夢で体験したのと全く同じ交通事故の現場検証が行われていた。警察は監視カメラの映像から当て逃げ犯人の女(イナヨン)を割り出す。寝ていただけと主張する女の横で、自分がしたと言い張る男。男は夢の中で自分が取った行動を夢遊病のその女が実際に行っていることを悟ったのだった。男が夢で振られた元恋人にすがると、女は嫌いで別れた元恋人(キムテヒョン)にすがっている。迷惑だと文句を言う女に男は、同じ時間に寝なければいい、それを確認しやすいように同居しないかと提案するのだった。

【感想】キムキドク作品でお馴染みの“異常な愛”の物語です。美しい映像もインテリアや小道具に至るまで細かい美術にもこだわっているところもキムキドクらしい。でも違和感があるんですよねぇ、セリフの多さに。オダジョー、しゃべりまくってます。もちろんイナヨンも。これは夢と現実の対比をはっきりさせるために、現実のシーンは現実っぽくする意図があったのかな。でもその分、キムキドクの持ち味である幻想的な感じが薄れてしまった気がします。しかもオダジョーだけ日本語なんだもん。日本語と韓国語の掛け合いがかみ合うのはやっぱり変。なんかオダジョーだけ浮いちゃっている感じ。わざわざ日本人のオダジョーを使わなくても良かったんじゃないかなぁ。オダジョーの別れた彼女を演じたパクチアはキドク作品でお馴染みですが、本作でも強烈な個性を見せてくれてます。“怪演”といってもよく、ヒロインのイナヨンを食ってます。その彼氏役のキムテヒョンもいいです。93分という比較的短い作品なので、ダレずに観られますが、キムキドクが好きな方には少々物足りなく感じるかもしれません。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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# by nakaenoguchi | 2009-02-01 23:16 | 215.悲夢
1月は鬼門?
今週の土曜日にアフリカのマダガスカルに向けて出発する予定でしたが、昨日(1月27日)、首都アンタナナリボで暴動があり(関連記事はこちら)、出発がペンディングになってしまいました。現大統領派とアンタナリボ市長派(野党)の対立のようです。

ちょうど1年前も、ケニア派遣が大統領選挙後の混乱で延期になり、すったもんだしました。結局その時は2週間弱の遅れで出発できましたが、さて、今回はどうなるでしょうか。
先が見えないは結構辛いものです。
私にとって1月は鬼門なのかしらん。

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                       (写真は時事通信)
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# by nakaenoguchi | 2009-01-28 23:26 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
アート系の韓国映画をソウルで観る
韓国では映画館のシネコン化・系列化が進んでいて、ソウルではどこへ行っても同じような商業作品しか上映されていないことが多い。ロードショー落ちの作品を上映している“2番館”もほとんどないですしね。

ソウルで韓国映画を観る時に、私はCINESEOULというサイト(韓国語のみ)を利用しています。上映されている作品の一覧から観たい映画を選んで、上映館リストと上映スケジュールを調べ、上映館の場所と行き方をチェックしています。上映スケジュールがUPされるのが前日のことが多いので、もっと先のスケジュールを知りたい時には、各映画館のHPに行く必要があるのですが、そのアドレスも載っています。
でも、このサイトは必ずしも全ての映画・映画館が網羅されている訳ではないので、アート系の作品やマイナーな上映館、イベント上映などは直接映画館のHPにアクセスして調べなければなりません。アート系とかインディペンデント系の作品は、上映している映画館が限られています。今後ソウルでアート系の映画を観る方のために、いくつか映画館を紹介しますね。

シネキューブHP
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2000年にオープンしたアート系映画館で、光化門の交差点を東に3分ほど歩いたところにある興国生命ビルの地下2階にあります。ソウル歴史博物館がちょうど対面。内外のアート系作品を上映していますが、どちらかというと外国のアート作品が多いかな。〇〇監督特集といったイベント上映もたまにあります。

中央シネマHP
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スクリーンの1つが“インディ・スペース”として、韓国のインディペンデント映画を上映するシアターになっています。場所がミョンドン(ミョンドン聖堂の北側)なので、チョンノやミョンドンの映画館と掛け持ちしたり、観光やお買い物の途中に寄るのに便利。

ハイパーテック・ナダHP
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テハンノ(大学路)のトンスン・アートセンター内にある映画館。地下鉄4号線ヘファ(恵化)駅徒歩1分。お芝居の合間に映画を観ることができます。イベント上映も時々あって、私が訪問した時は“ナダの最後のプロポーズ”という内外のアート系作品38本一挙上映のイベントをやってました。

フィルムフォーラムHP
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昔はチョンノの楽園商店の4階にある旧ハリウッド劇場だったフィルムフォーラムが最近イデ(梨大)近くに移転して新しくオープン。2スクリーンあって内外のアート系作品を上映しています。場所は梨花女子大学の北側。地下鉄のイデ(梨大)駅とは大学を挟んだ反対側で、地下鉄イデ駅から大学を突っ切ることもできますが、上り坂だし、シンチョン(新村)駅からも歩くにはやや遠いので、バスかタクシーで行くほうがいいでしょう。大通りの裏側にあって場所がちょっとわかりにくいので、行かれる方は場所をよくチェックしてね。

アートハウス・モモ(スケジュールはシネキューブのHPに掲載)
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シネキューブの姉妹館。梨花女子大の構内にあるECCとよばれている商業コンプレックスに入っています。こちらも2館あって、内外のマイナーな作品を上映しています。私は「少年、少年に会う」を観たのですが、その他に「おくりびと」も上映されてました。こちらは女子大の正門を入ってすぐのところにあるので地下鉄イデ駅から5分ほどです。

サンサンマダン(想像広場)(HP
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ホンデ(弘大)にある総合アートセンター。現代アートの展示スペースやワークショップの他に、ライブスペースもあります。地下4階にあるサンサンシネマはインディペンデント専門映画館。月いちでインディペンデント系短編映画集も上映しています。ちょうど“ハロー・インディーズ”というインディペンデント映画の特集上映があり、今回4連チャンしてきました。
地下鉄ホンデイック(弘大入口)駅からよりも上水駅からのほうがルートが単純なのでおすすめです。ソウルナビに詳しい情報が日本語で載ってますので、訪問される方は参考にするといいと思います。



いずれの映画館も中・小規模(キャパ50~120くらい)ですが、比較的新しくスクリーンは十分大きいし、客席の傾斜もあって観やすいし、イスの座り心地もいい。それに混んでないし(マイナー作品だからあたりまえか)。

数年前まではマイナーな作品を上映する映画館の多くはチョンノ(鐘路)の辺りにありましたが、今はこの辺だと中央シネマとシネキューブを残すのみ。今回、新しく3つの映画館を訪問しましたが、そのいずれもがイデ(梨大)、シンチョン(新村)、ホンデ(弘大)というソウル駅西側の地域にありました。学生の街でアートの中心として以前から有名だったこの地区にアート系映画の中心も移ったということでしょうか。

韓国映画鑑賞を目的にソウルを訪問するときは、チョンノ3ガ(鐘路3街)の近くに宿をとるのですが、ここにあるメジャー3劇場(ソウル劇場、ピカデリー、タンソンサ)では同じような商業作品しか上映されないんですよね。ピカデリーはプリマス、タンソンサはシーナスというシネコン系列に組み込まれてしまったから無理もないかも。しかも金曜日を除くとレイトもほとんどやってないようなので、時間をフル活用して韓国映画を観ようと思ったら、深夜上映をしている江南のCoEX(メガバックス)か東大門(MMC10)、あるいはテクノマート(CGV)のあるカンビョン周辺に宿を取ったほうがいいのかもしれません。
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# by nakaenoguchi | 2009-01-25 21:13 | 韓国映画の話題
ソウル観劇記 その②
ソウル観劇記のその②です。
今回、6本の芝居を観ましたが、どれも日本でいうところの中小劇場クラスで、舞台と客席との距離がとても近くて、ライブ感がビンビン伝わりました。4本は最前列だったので特にね。

b0038222_2319720.jpg「マリファナ」
場所:마방진 극공작소(訳せません!) 
    (大学路)
出演:オ・ダルス、ソ・チュヒ他
感想:
李氏朝鮮時代の宮廷を舞台に、皇太子と皇太子妃、宦官、官女など7人が入り乱れて、ホモ&ヘテロ・セクシャルな関係を繰り広げるシモネタ満載のドタバタコメディです。オダルスは皇太子妃(ソチュヒ扮)にかなわぬ恋心を抱きながら、その鬱憤を他の人との〇ックスで紛らわせている宦官。ストーリーはあってないようなもので、とにかくドタバタ。きわどいセリフで観客を爆笑させますが、これがわからないのがつらい。でも〇ックスの身体表現は万国共通なので、そこそこは笑えました。7人のアンサンブルがとても良かったです。最も印象的だったのはオダルスの顔のデカさで、他の出演者と並ぶとその差が歴然。最前列で見たので迫力ありましたよ(爆)。

b0038222_2320634.gif「タンポポ、風になって」
場所:トンスンアートセンター小ホール
    (大学路)
出演:チョ・ジェヒョン、イ・ハンウィ他
感想:
演劇熱戦の総合プログラマーを務めるチョジェヒョンが満を持して役者として登場したハートウォーミング・ストーリー。中年夫婦と老夫婦の2組のカップルのお話で、チョジェヒョンは青年から老年までを演じています。やはりすごい演技力です。イハンウィは老人役を無理なくこなしています。でも・・・。ストレートプレイなので、セリフがわからないと内容が把握できなくてね。ラストはまわりで涙する人が沢山いたんですけど、私は泣けませんでした。かなり残念。
演劇熱戦では一番の人気演目らしく、前売りチケットは早々に売り切れ。当日、上演開始1時間半前に並んでやっとチケットをゲットしました。もちろん公演は補助席を含めて満員御礼でした。

b0038222_23225677.gif「あまり驚くな」
場所:こだま(サヌリム)小劇場(新村)
出演:チャン・ヨンナム、キム・ヨンピル、
    キム・ジュワン他
感想:
韓国新演劇100周年を記念してシンチョン(新村)にあるサヌリム小劇場で開催されている“演劇演出家オンパレード”というシリーズの一本。劇団コルモッキルを主宰するパクグニョンの新作です。自分の作品の映画化に奔走する映画監督と家計を支えるためにカラオケコンパニオンをしている妻、引きこもりの義弟と温和な義父、というちょっと変わった一家がおりなす人間模様を描いています。主演はチャンジン作品常連のチャンヨンナム(実はコルモッキル出身)。夫役は第二のパクヘイルと呼ばれているキムヨンピル、その他、劇団コルモッキルの役者達が登場。
パクグニョンは痛烈な社会風刺を滑稽というオブラートに包んで観客の笑いを誘います。自殺、引きこもり、浮気、家庭崩壊といったシリアスなテーマを含みながらもそれを明るい笑いにしているので、観ている観客は重く感じません。それにかなりわかりやすくて、セリフがほとんどわからない私でも沢山笑えました。初日だったにも関わらず、役者達の演技がこなれていて見事でした。キムヨンピルは一昨年の「ソウルの雨」の時は印象が薄かったのですが、よく見ると背が高くいい体で、顔が小さくしかもなかなかのハンサム。これから人気が出そうですね。「青春礼讃」で主役の高校生を演じていたキムジュワンは引きこもりの義弟を演じていたのですが、彼もかなり良かったです。もちろん主演のチャンヨンナムはドラマとの掛け持ちだったにも関わらず、キャラをしっかり作ってきてました。
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# by nakaenoguchi | 2009-01-20 23:24 | 韓国演劇
ソウル観劇記 その①
今回のソウル訪問の一番の目的は芝居を観ることでした。あまり韓国映画がやってないということもあって、芝居は全部で6本も観ました。タイミング良くソウルに居た友人に押さえてもらった1本を除いてはチケットは全て現地調達。ソウル入りした翌朝真っ先にしたのは、教保文庫(光化門にある大きな本屋)のチケット売り場に行ってチケットを買うことでした。でも当日や翌日の公演チケットはそこでは買えなくて、上演当日に劇場に並んで買ったのもありました。チケットが既に売り切れていた作品を含めて、観たかった作品は全てみられたのでラッキーでした。
で、その感想を2回に分けてUPしますね。

b0038222_1711259.gif「リタの教育」
場所:トンスンアートセンター(大学路)
出演:ユン・ジュサン、チェ・ファンジョン
感想:
チョジェヒョンが総合プログラマーを務める“演劇熱戦2”という演劇シリーズのうちの1つ。ウイリーラッセル作の翻訳劇で、17年前に初演されたものを、同じキャストで再演しています。
舞台はイギリス。詩人で大学教授のフランクの元に社会人講座の受講生として美容師のリタが訪ねて来るところから始まります。スッパなリタが教養を身につけてどんどん洗練されていき、その一方でフランクは変わって行くリタをうらやましくそしてちょっと妬ましく思うようになる。ラストがエスプリが効いていてオシャレでした。リタはヨン様ドラマ「ホテリア」でヒロイン・ジニョンの同僚をコミカルに演じていたチェファンジョン。リタの成長を服装(10回くらい衣装替え)だけでなく、コトバや物腰で表現してるのが素晴らしかったです。17年前と同じ役ということは実年齢よりも1回り以上年下を演じている訳で、そのプレッシャーもあったでしょうがとてもキュートでした。フランクは映画「ガン&トークス」の叔父さん役でもお馴染みのユンジュサン。初めは疎ましく思っていたリタに親愛の情を抱くようになり、次第に変わっていく彼女を時にまぶしく時に妬ましく感じるフランクを繊細に演じていました。酔っ払い演技もオーバーアクションでないのでリアルでした。もちろんその透る声にもうっとりでした(笑)。
日本でも 1997年に有川博・富本牧子主演で上演されており、シナリオ本が出ています。今回事前にその本で予習していき、上演中も本を開いて個々のセリフを確認しながら鑑賞したので、韓国人観客と一緒に笑えました。


b0038222_17143039.gif「老いた泥棒の話」
場所:ワンダースペース丸劇場(大学路)
出演:パク・チョルミン、パク・ギルス、
    チェ・ドンムン
感想:
同じく“演劇熱戦2”の人気演目。昨年から再演を繰り返し、とうとうオープンラン(終了期日未定のロングラン)になってしまいました。私は昨年5月に続いて2回目の鑑賞。美術館に忍び込んだ決して若くない泥棒2人と彼らを取り調べる警察官の計3人によるコメディ。観客にリピーターが多く笑いどころを押さえているので、役者と観客が一体となって盛り上がります。役者による“観客いじり”も沢山。お芝居なんだけどアドリブも多く、まるでショウみたいな感じです。コトバだけで笑わせるコメディではないので、韓国語がわからない人にも楽しめると思います。
会場のワンダースペース丸劇場は、舞台と客席の距離が短いんです。映画やドラマでお馴染みの役者たちを、手を伸ばせば届くくらいの距離でナマで見られたのは感動モノでした。特に捜査官役のチェドンムンのナマ腹やナマ尻を至近距離で堪能しました(でも私はオチなかったよん)。

b0038222_17182094.gif「神のアグネス」
場所:チョンミソ劇場(大学路)
出演:ユン・ソクファ、チ・ヨンラン、
   チョン・ミド
感想:
アメリカの人気脚本家ジーン・パイエルマイヤーの作品で、1982年にブロードウエイで初演。1985年にはジェーン・フォンダ主演で映画化もされています。韓国では1983年に初演。当時修道女アグネスを演じて人気を博したユンソクファが25年後に今度はDr.リビングストーンを演じるということで話題になっていました(正式なタイトルも“ユンソクファの神のアグネス”)。でも私のお目当ては役者ではなく、演出のハンジスン。「ゴーストマンマ」、「エンジェルスノー」、「けんか」、ドラマ「恋愛時代」でお馴染みの監督の舞台初演出でした。
男子禁制の修道院で子供を生んだ若い修道女アグネス。産み落とされた子供は首を絞められてゴミ箱に捨てられていた。アグネスの精神鑑定のために派遣されたDr.リビングストーンはアグネスと院長を問い詰める。子供を生んだことすら覚えていないアグネスにDr.リビングストーンは催眠療法を試みる。
舞台にイスがあるだけのセット。場面転換もなし。つまりビジュアルでなくセリフで観客をひっぱるストレートプレイ。韓国語がほとんどわからない私は、事前にストーリーをチェックしていましたが、心理劇はやはりセリフがわからないとキツイですねぇ。役者達が熱演してるのはわかるのですが、個々のセリフがわからないと心を揺さぶられないんですよ。ちょっともったいなかったです。
余談ですが、ユンソクファがアグネスを演じた25年前の初演時にDr.リビングストーンを演じていた女優さん(だれだかわからず)が客席にいて、芝居終了後のユンソクファの挨拶でスペシャルメンションされていました。
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# by nakaenoguchi | 2009-01-17 17:19 | 韓国演劇


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93.灼熱の屋上
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95.下流人生
96.ナンバースリー
97.あの島に行きたい
98.女子高生、嫁に行く
99.あきれた男たち
100.Some
101.ドクターK
102.B型の彼氏
103.銀粧刀
104.光復節特赦
105.魔法の性
106.彼女を知らなければスパイ
107.サマータイム
108.スカーレットレター
109.ふざけるな
110.マラソン
111.黄山ヶ原
112.足長おじさん
113.達磨よ、ソウルへ行こう
114.男物語
115.マイブラザー
116.公共の敵2
117.潜伏勤務
118.美術館の隣の動物園
119.ダイバッド
120.ムーダン
121.地球を守れ!
122.シンソッキブルース
123.オー!ブラザース
124.その時、その人々
125.家族
126.蝶
127.江原道の力
128.ベサメムーチョ
129.恋愛の目的
130.若い男
131.葱をサクサク、卵をパカッ
132.夢精期
133.緑の椅子
134.4月の雪
135.ダンサーの純情
136.孤独がもがく時
137.受取人不明
138.公共の敵
139.送還日記
140.連理の枝
141.殺人の追憶
142.甘い人生
143.王の男
144.アガタ
145.南極日誌
146.シルミド
147.生産的活動・私の30回目の
148.Coma
149.ロマンス
150.デイジー
151.野獣と美女
152.インフルエンザ
153.夢中人
154.ショーショーショー
155.春の日のクマは好きですか?
156.私の結婚遠征記
157.How Does the Bli
158. The Eyes
159.美しき野獣
160.アンニョン、兄ちゃん
161.拍手する時に去れ
162.女、チョンヘ
163.Mr.主婦クイズ王
164.愛を逃す
165.怪物
166.波浪注意報
167.トンマッコルへようこそ
168.天軍
169.支離滅裂
170.コチョルのために
171. 愛してる、マルスンさん
172.多細胞少女
173.離れの客とお母さん
174.天下壮士マドンナ
175.私たちの幸せな時間
176.相棒
177.インシャラ
178.とかげ
179.Mr.ソクラテス
180.百万長者の初恋
181.ラブトーク
182.マパド
183.親知らず
184.恋愛、その耐え難き軽さ
185.情け容赦なし
186.師の恩
187. 恋愛術士
188.堤防伝説
189.海賊、ディスコ王になる
190.ホロビッツのために
191.シュロの木の森
192.美女はつらいの
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198.韓半島
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201.私の生涯で最も美しい1週間
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