イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
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ショート!ショート!ショート!
ここ3年連続で参加しているチョンジュ国際映画祭。プサン国際映画祭に比べるとずっとずっと小さくて、参加するスターも少ないけれど、そのこじんまりしているところが気に入っています。デジタル作品を多く上映するのが特徴で、この機会を逃すと2度と観られないようなインディペンデント系のHD作品や短編が数多く上映されます。それが英語字幕付で観られるのがうれしい。まあ、当たり外れも大きいですけどね。私は今年ももちろん参加の予定。日本のGWにあたる時期に開催されるので、航空券だけは既に押さえました。マイレージの特典航空券だから空いてれば他の日にも変更できるので、とりあえず一番混みそうな便を予約開始日に押さえちゃいました。
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さてそのチョンジュ国際映画祭で“デジタル三人三色”と並んで目玉企画の1つなのが“ショート!ショート!ショート!”という短編オムニバス映画の制作です。“三人三色”が既に名が知れたアジアの監督が制作するのに対し、“ショート!・・・”のほうは韓国のまだ新人の監督が撮るせいか、イマイチなこともしばしばです。去年はハズレだったなぁ。
でも今年は期待出来そうです。
チョンジュ国際映画祭10周年を記念して、インディストーリー(韓国のインディペンデント映画制作会社)とKT&Gサンサンマダン(韓国短編映画のサポーター)と共同で、短編オムニバス作品を制作します。テーマは“カネ”。10人の新進気鋭の監督達が参加するのですが、その顔ぶれが(私的に)かなり豪華。

クォン・ジョンクァン(「Sダイアリー」、「サッドムービー」)
キム・ソンホ(「鏡の中へ」)
キム・ヨンナム(「我が青春に告ぐ」)
キム・ウンギョン(「ある日突然 第三話D-デイ」)
ナム・ダジョン
ヤン・ヘフン(「誰が私の扉をノックしたのか」)
ユン・ソンホ(「銀河解放戦線」)
イ=ソン・ヒイル(「後悔しない」)
チェギィ(「Fade into you」)
チェ・イグァン(「ヴォイス」、「彼女はきれいだった」)

商業長編作品を撮った経験のある監督も多いので、きっと観客にとっても面白い作品が出来ることでしょう。
5月のチョンジュ国際映画祭でワールドプレミア上映された後に9月で一般公開(きっと中央シネマとかサンサンシネマとかでやるんでしょうねぇ)される予定らしいので、チョンジュに行けない人でも観る機会があるかもよ。

ということで、既に心はGWのチョンジュに飛んでおります(笑)。
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by nakaenoguchi | 2009-02-21 21:51 | 韓国映画の話題
アンタナナリボ便り①
色々ありましたが、月曜日の午後に、無事マダガスカルの首都アンタナナリボに到着しました。

こちらの混乱はまだ収まっていないようです。
オフィスが、反大統領派が集会を開く「5月13日広場」やデモをする「独立大通り」のすぐ近くなため、朝出勤してもお昼前には帰宅を余儀なくされています。それが毎日です。今もホテルに帰ってこれを書いています。今日は昼間でも外出を避けるように指示されました。丁度今、デモ隊がホテルの近くを通って行きました。これが略奪や政府軍の発砲に結びつかなければいいんですけどね。略奪があったために多くのスーパーが閉まっていて、買い物がかなり不便です。

アンタナナリボはマダガスカルの中央高地にある都市で標高は1400メートルほど。南半球なので今が夏ですが、日中は暑くなるものの朝晩は上着がほしくなる気温です。アップダウンに富んだHillyな街で、狭い路が入り組んでいます。
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上の写真は、月曜日と火曜日に泊ったホテルからの眺めです。山の上にあるのが女王宮といって、昔の女王さまのお住まいです。何年か前に火災にあって、今再建中とか。
この写真を撮ったホテルが、客が来ないし必要物資の確保が難しいとの理由で来週から2ヶ月間閉めるというので、今はもうちょっと街の中心に近いキッチン付のホテルに移りました。まあまあ快適です。

ということで、私は元気でやっています。みなさま、どうぞご安心を。
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by nakaenoguchi | 2009-02-19 19:26 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
野生動物たちの楽園へ!
ペンディングになっていたマダガスカル派遣ですが、とりあえず今日、日本を発つことになりました。
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正式な通知が届いたのが木曜日の夕方で(それもこっちから催促の問い合わせをしてやっと返事があった)、それからバタバタと航空券発券や宅配手配、海外傷害保険申し込みなどを行い、昨日は午前中に荷物詰め(夕方に集荷)をした後に航空券等の受取に都心に出向きました。
今回はパリ経由なのですが、パリ-アンタナナリボ(マダガスカルの首都)のフライトのスケジュールが変更になったらしく、それが確認できたのが、昨晩。当初10:25発だったので、日本-パリ便を夜行便にしたのに、それが夜の22:00発に変更になったので、パリで17時間待ち。それなら翌日の午前便でも十分間に合ったのに、今からではフライトの変更できず。結局、現地に到着するのが出発した翌々日の午後ですよ。長いわ。現地についてからすぐに全力全開で仕事できるように往路はできるだけ疲れを溜めたくないんだけどね。
今回、現地での状況が流動的なので、何が起こってもいいように、食料を沢山持ちました。文庫本も韓国映画のDVDも十分持ったので、外出禁止令や自宅待機指示がでて、ホテルに篭ることになっても大丈夫。
だから、この「マダガスカル2」に登場する野生動物たちに会えるかは、まーったく定かではありませんが、とにかく行ってきます!
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by nakaenoguchi | 2009-02-14 11:06 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
「あなたを愛しています」
b0038222_254795.jpg「マパド」ではハートウォーミングな笑いを観客にもたらし、「愛を逃す」ではすれ違った愛をしっとりと描いたチュチャンミン監督。大好きな監督の1人です。彼の作品に共通する、風景を含めた映像の美しさと作品全体を包む優しさが気に入ってます。2006年の福岡アジア映画祭で監督とお話する機会に恵まれましたが、その作品と同じように真摯で優しい方でした。
(右の写真はその時のチュチャンミン監督です、画像が悪くてすみません)

そのチュチャンミン監督の次回作の記事が上がって来ました。「バカ」「純情漫画」などの原作者としても知られる人気漫画家のカンプルの作品で「あなたを愛しています」。黄昏期に入った老人の愛を描いたメロ作品。主演はイスンジェとシング。そして相手役としてキムスミとユンヨジュンのキャスティングが有力視されています。かなり渋い作品になりそうですね。この面子だったらメロもコメディもなんでもOKでしょう。
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この作品、連ドラとして昨年MBCで放送が予定されていたものの、土壇場で制作が中止になったイワク付。その時に出演が予定されていたのはチェブラム、ソンジェホ、ナムニ、カンプジャというこれまた渋い面々。ユンソナが出産後に初めて出演することでも話題になっていました。その時は「あんぱん」や「偉大なる遺産」の脚本を書いたイスクジンに脚本を依頼したようですが、映画はチュチャンミン監督自身が脚本も手がけるようです。只今脚本執筆中で、今年クランクイン予定だとか。チュチャンミン監督がこの地味な作品をどう撮るか、どう演出するか、とても楽しみです。

ドラマは制作費が工面できなくて霧散したと聞きましたが、製作本数も激減し封切作品の収益悪化もシビアな“氷河期”の韓国映画界で、いわゆるスターをキャスティングしないこの作品がちゃんと製作されて公開されることを祈ります。
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by nakaenoguchi | 2009-02-11 02:55 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その216 「ラジオデイズ」
b0038222_1263771.jpgリビューの216本目は、ここ数年流行(?)の京城モノ、「ラジオデイズ」です。

ラジオデイズ
2008年作品
監督:ハ・ギホ
出演:リュ・スンボム、イ・ジョンヒョク

【ストーリー】日本占領下のソウル。初の朝鮮語ラジオ放送局、JODKが開局する。その放送をまかされたプロデューサーのロイド(リュスンボム)は妓生のミョンウォル(ファンボラ)にパンソリを歌わせたり、当代隋一のジャズ歌手マリ(キムサラン)のコンサートを放送したりして次第に大衆の人気を得る。更なるラジオ普及を狙う当局からラジオドラマの放送を指示されたロイドは、作家のボンアル(キムレハ)にシナリオを依頼して韓国初のラジオドラマを始める。役者が勝手にストーリーを変えてしまうなど、最初は失敗続きだったが、番組は徐々に人気を博するようになる。一方、ラジオの影響力に目をつけた独立運動家のK(イジョンヒョク)はこのラジオドラマの効果音スタッフとしてラジオ局に潜り込む。

【感想】コメディとしてそこそこは笑えるけど、それ以上ではありません。設定もストーリー展開も二番煎じの感がいなめないんです。ヒロインに歌を歌わせる、敵役は帝国軍人、というのも京城モノのステレオタイプだしね。コメディとしては、脚本や演出(特にセリフの“間”)をもっと練ったらより笑えたんだろうなぁと思うとちょっともったいない気がしました。
いつも強烈な個性とバツグンの存在感で観客を惹きつけるリュスンボムが、本作ではアクを押さえて他の個性豊かな登場人物たちとアンサンブルを奏でているところが印象的でした。こんなフツーのスンボムもイイです。キムサランの歌は「ワンス・・・」のイボヨンとどっこいどっこいかな。ワキではアナウンサー役のオジョンセが役をしっかり作りこんで見事でした。今まで脇役が多かった彼の今後に注目です。
で、私の個人的評価は「フツー」。悪くはないけどそう良くもないってところです。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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by nakaenoguchi | 2009-02-07 12:07 | 216.ラジオデイズ
「焼肉ドラゴン」、読売演劇大賞も受賞!
先日も取上げた、「焼肉ドラゴン」が朝日芸術賞グランプリ、鶴屋南北戯曲賞、紀伊国屋演劇賞個人賞(チョンウィシン・戯曲)に続き、読売演劇大賞でもグランプリと最優秀作品賞を受賞しました。グランプリは全会一致だったとか。優秀男優賞(シンチョルジュン)、優秀女優賞(コスヒ)、優秀演出家賞(チョンウィシン・ヤンジュンウン)を含めると5冠達成です(関連記事はこちら)。
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「焼肉ドラゴン」の評判は高く、2008年の演劇賞の何冠を取るかとウワサされるほどだったらしいですが、ホントにすごいですねぇ。この作品をナマで観た私にとっても、なんか自分のことのように嬉しいです。

この作品の感想は某掲示板に書いたので、このブログでは記事にしなかったのですが、せっかくなので受賞の記念(?)にその時の投稿を抜粋して転記しますね。

昨日、「焼肉ドラゴン」という舞台を観てきました。
日韓共同公演で、「血と骨」「月はどっちにでている」といった映画のシナリオでも有名な在日のチョンウィシンがホンを書き、韓国で人気のヤンジュンウンと共同演出した作品です。主演はコ・スヒとシン・チョルジン。コ・スヒは「ほえる犬はかまない(原題:フランダースの犬)」や「親切なクムジャさん」「グエムル」と映画でも有名な女優さんで、シンチョルジンはどこかでみたことあるなぁと思ったら、「火山高」や「百万長者の初恋」など色々な韓国映画に出演しているベテラン俳優さんでした。そのほか、千葉哲也、占部房子、笑福亭銀瓶といった、そこそこ名のある日本人役者も出演しています。大阪の伊丹空港近くの在日タウンに住む在日一家の物語で、思ったよりもシリアスな芝居でしたが、その分心を動かすものがあり、観終わったあとにじわじわ感動が押し寄せてきました。かなりいいです。
昨日は上演後にシアタートークがあり、元NHKの堀尾アナの司会でチョンウィシン、ヤンジュンウン、コスヒ、千葉哲也が登壇して楽しい話が聞けました。Q&Aもたっぷり50分。私は「ソウルの雨」「焼肉ドラゴン」と日韓共同公演への出演が続いたコスヒさんに日韓コラボの難しさについて訊いたんですけど、彼女、日本語がはなせるからコミュニケーションに問題がないせいか、どの国の作品をやるかで違いはあるが出演する役者の国籍で違いはないといってました。映画もそうですが、作り手と観客をつなぐティーチインがあると、作品に対する理解がぐっと深まるので、私は大好きです。
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by nakaenoguchi | 2009-02-04 23:52 | 韓国演劇
韓国映画リビュー その215 「悲夢」
b0038222_2314618.jpg久しぶりのリビューは、2月7日に日本で公開される「悲夢」です。がんばって応募した甲斐があって試写会に当たって、一足先に観てきました。

悲夢
2008年作品
監督:キム・キドク
出演:オダギリジョー、イ・ナヨン

【ストーリー】別れた恋人(パクチア)を追う途中で交通事故を起こす夢を見た男(オダギリジョー)は、その夢があまりにもリアルだったために、その場所を訪ねる。果たしてそこでは夢で体験したのと全く同じ交通事故の現場検証が行われていた。警察は監視カメラの映像から当て逃げ犯人の女(イナヨン)を割り出す。寝ていただけと主張する女の横で、自分がしたと言い張る男。男は夢の中で自分が取った行動を夢遊病のその女が実際に行っていることを悟ったのだった。男が夢で振られた元恋人にすがると、女は嫌いで別れた元恋人(キムテヒョン)にすがっている。迷惑だと文句を言う女に男は、同じ時間に寝なければいい、それを確認しやすいように同居しないかと提案するのだった。

【感想】キムキドク作品でお馴染みの“異常な愛”の物語です。美しい映像もインテリアや小道具に至るまで細かい美術にもこだわっているところもキムキドクらしい。でも違和感があるんですよねぇ、セリフの多さに。オダジョー、しゃべりまくってます。もちろんイナヨンも。これは夢と現実の対比をはっきりさせるために、現実のシーンは現実っぽくする意図があったのかな。でもその分、キムキドクの持ち味である幻想的な感じが薄れてしまった気がします。しかもオダジョーだけ日本語なんだもん。日本語と韓国語の掛け合いがかみ合うのはやっぱり変。なんかオダジョーだけ浮いちゃっている感じ。わざわざ日本人のオダジョーを使わなくても良かったんじゃないかなぁ。オダジョーの別れた彼女を演じたパクチアはキドク作品でお馴染みですが、本作でも強烈な個性を見せてくれてます。“怪演”といってもよく、ヒロインのイナヨンを食ってます。その彼氏役のキムテヒョンもいいです。93分という比較的短い作品なので、ダレずに観られますが、キムキドクが好きな方には少々物足りなく感じるかもしれません。

【なあご的おすすめ度】 ★★
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by nakaenoguchi | 2009-02-01 23:16 | 215.悲夢


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