イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
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「朱蒙」の放送延長と「国境の南側」の日本公開
先週土曜日に新宿歌舞伎町のシネシティフェスティバルで「国境の南」を観て来ました。
チャスンウォンが初めてメロに挑戦したことで話題になったこの作品、5月にソウルで字幕ナシで鑑賞しています。今回、日本語字幕付きで鑑賞して、ユヘジンがチャスンウォンのおじさんとかいとこではなくてお姉さんの夫であることがわかりました(笑)。男と女の情が心にしみる佳作だと思います。古風というか、ちょっと陳腐なストーリーですが、泣ける韓国ドラマにはまった人にはおすすめできます。私はラストがわかってるので泣けませんでしたが。
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残念ながら今回は韓国からのゲストはなく、冒頭にチャスンウォンからのメッセージの代読とアンパンソク監督からのビデオメッセージが上映されたのみでした。予算の限られている小さな映画祭では主演俳優を呼ぶのは難しいでしょうが、新人のアンパンソク監督も来ないのかぁ、と思っていたら、監督はMBCのTVドラマ「白い巨塔」(原作は山崎豊子、日本でもお馴染みのドラマのリメイク)の演出を引き受けていたのでした。このドラマ、主演はキムミョンミン(唐沢寿明の役ね)とイソンギュン(江口洋介の役)。その他、チャインピョもソンソンミもピョンヒボンも出演するという豪華キャスト。「朱蒙」の後続番組ということでMBCのリキが入っています。

で、表題です(前置きが長すぎ!)。モメにもめてやっと決まった「朱蒙」の放送延長。主演のソンイルグクはスタッフ環境改善などの要求をMBCが呑む代わりに延長に同意したようです。これで12月に終了予定だった番組が20回も延長されて2月に終了することになります。「白い巨塔」がそれに続くとなると、放送開始は2月下旬、終了は5月中旬(全20回予定)で、その間は監督の身動きは取れないでしょう。チャスンウォン主演の映画「里長と郡守」(監督は「キムボンドゥ」のチャンギュソン、ユヘジン共演)の韓国での公開スケジュールのカラミもあり日本でのプロモ活動時期は微妙ですねぇ。それの伴って日本公開時期も決まるのかな。角川ヘラルドのHPだとまだ発表されていませんが、6月以降になるんでしょうか。それとも監督も主演俳優も来日しないプロモになるのかな?

<追記>「白い巨塔」は曜日を土日に移して1月6日から放送になることが決まったようです。そうなると監督がプロモーション来日できるのは3月下旬以降だから、「国境の南側」の公開は4月後半か5月かな。質問したいことは色々あるけど、ティーチインなんてないでしょうねぇ。
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by nakaenoguchi | 2006-11-28 22:02 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その174 「天下壮士マドンナ」(ドラフト)
b0038222_2405724.jpg韓国映画リビューの174本目はソウルで観てきた「天下壮士マドンナ」です。字幕ナシでの鑑賞のため内容は完全には理解できてませんので、とりあえずドラフト(草案)ということにしておきます。

天下壮士マドンナ
2006年作品
監督:イ・ヘヨン、イ・ヘジュン(共同監督)
出演:リュ・ドクファン、ペク・ユンシク

【ストーリー】ドング(リュドクファン)はおとなしい普通の男子高校生。取り柄といったら力が強いくらい。ただ人と違うのは、自分が女性だと思っているところ。あこがれのマドンナみたいなイイ女になって、大好きな日本語の先生(チョナンカン)に告白するのが夢。でも真の女性になるには多額の手術費用が必要。相撲選手権の優勝賞金が500万ウォンと知ったドングは相撲部の門を叩くが、そこはコーチ(ペクユンシク)を含めて変わり者が集まる弱小クラブだった。初めは裸になること、そして男性と肌を合わすことを恥ずかしがっていたドングだが、優勝賞金を稼ぐために練習に励むようになる。

【感想】「トンマッコルへようこそ」でヨイルに恋する北の少年兵を演じたリュドクファンが体重を27キロも増やして臨んだ作品です。その甲斐あって、彼の魅力に溢れた作品に仕上がっています。彼が男に恋する気持ち、女性の恥じらいを繊細に表現していて、主演賞にノミネートされるのも納得。コーチ役のペクユンシクは新鮮味がないのですが、父親を演じたキムユンソクは複雑な親の心境を丁寧に表現していてGoodです。そしてゲイ・コードをコメディ色を入れながらも真剣に取り上げているところが高く評価できます。父親にカミングアウトする時の辛さや、恋する先生に告白して拒絶された時の悲しさがこちらにも伝わってきます。主人公のドングを頑張れ!って応援したくなります。スターが出演していない作品なので日本での一般公開はまずないでしょうが、機会があったらぜひ観てほしい、おすすめの作品です。

【なあご的おすすめ度】 ★★★☆
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by nakaenoguchi | 2006-11-28 02:43 | 174.天下壮士マドンナ
韓国映画リビュー その173 「離れの客とお母さん」
b0038222_003633.jpgリビューその173はソウル訪問記で触れた「離れの客とお母さん」です。私が今までに観た韓国映画の中で一番古い作品です。

離れの客とお母さん
1961年作品
監督:シン・サンオク
出演:チェ・ウニ、キム・ジンギュ

【ストーリー】結婚してほどなく夫と死別したチョンスク(チェウニ)は婚家に残り、姑とともに1人娘のオッキを育てている。その家の離れに夫の友人で学校の先生であるハンソノ(キムジンギュ)が下宿することになる。オッキは彼になつき、父親のようにしたうようになる。ハンソノは若く美しいチョンスクに惹かれるようになり、チョンスクもまた彼を憎からず思うようになる。しかし2人は周囲の目を気にしてなかなか近づけない。そのうちに下女の妊娠が発覚し、その相手がハンソノであるとのウワサがたつ。

【感想】なんて奥ゆかしいんでしょう。お互いに好意を寄せているのに視線さえ合わせられないなんて、最近の韓国映画にも日本映画にもない奥ゆかしさです。それは同時進行で描かれる下女と卵売りとのオープンな恋との対比でより鮮明になります。ラストは現代人の感覚だと納得いかないかもしれません。でもそこが当時の世相を反映しているようで興味深い。当時のトップ女優、チェウニの清楚な美しさと、トップ男優キムジュンギュのソフトな男らしさがいいですし、娘のオッキちゃんがなんとも愛らしい。映像はオーソドックス。カメラは目線かそれよりもちょっと下の位置にほぼ固定されています。俯瞰のショットさえありません。確かに古風な作品でそこがこの作品のよさかもしれません。韓国人が選ぶ韓国映画ベスト10の3位に入ったのも納得です。

【なあご的おすすめ度】 ★★★
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by nakaenoguchi | 2006-11-28 00:02 | 173.離れの客とお母さん
韓国映画リビュー その172 「多細胞少女」
b0038222_2015488.jpgかなり間があきましたが、韓国映画リビューその172は東京国際映画祭で上映された「多細胞少女」です。

多細胞少女
2006年作品
監督:イ・ジェヨン
出演:キム・オクビン、パク・チヌ

【ストーリー】“快楽の名門”ムツルモ高校は、生徒も先生もみな一風変わっている。SM趣味の先生、みんなにいじめられる“ひとつ目”、そんなひとつ目に思いを寄せるサッカー部主将、ひとつ目の弟で女性より美しい“ふたつ目”などなど。援助交際で家計を支えている貧乏少女(キムオクビン)はスイスからの転校生アンソニー(パクチヌ)にあこがれている。貧民窟に住む彼女の背中には貧乏神が取り付いているが、ひょんなことから彼女が踊ったダンスが評判になり、芸能界デビューすることになる。

【感想】東京国際映画祭での“サプライズ上映”の名にふさわしい、華やかで楽しい作品でした。原作はインターネット漫画で、韓国ではめずらしいミュージカル仕立て。思っていたよりもエッチでもシモネタ満載でもなく、一風変わった学園コメディとして楽しんで観られました。何しろのっけから、全ての先生を1人で演じたイジェヨンのコスプレ(下の写真)でココロをぐわっしとつかまれ、イウォンジョンの女装(写真)でぐぐっと引き込まれ、キムスミに駄目押しされました。もちろん、キムオクビンやパクチヌなど若手俳優たちも頑張っていました。突っ込みどころ満載でそこが笑える作品です。これが「情事」や「スキャンダル」を撮ったイジェヨン監督なんですから、びっくりです。守備範囲広いなぁ。
とにかく、私のツボにばっちりはまった笑える作品ですので、機会があったら一度ご覧になってみて下さい。

              
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              イジェヨンの七変化

           
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          イウォンジョン扮するカミソリ姉さん

【なあご的おすすめ度】 ★★★☆

【おまけ】若手俳優が本当に沢山出演し、その多くが経験の浅い役者たちなので、現場でマネジメントするのが大変だったろうなぁと思って監督に質問したら、「若手は監督が指示した通りにやってくれるので楽だった」。なるほど。
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by nakaenoguchi | 2006-11-27 20:17 | 172.多細胞少女
おちゃめなおじちゃん
今日は、東京フィルメックスで「相棒(シティオブバイオレンス)」の上映がありました。この作品で監督・主演をこなしたリュスンワン監督が来日しました。生で見るスンワン監督は思ったより色白でカッコよかったです。でもシャイなのか、あまり人と目を合わす事がないようでした。
上映前の舞台挨拶には日本版で「相棒」というタイトルを書いた掟ポルシェというミュージシャン登場しました。それが下の写真。
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この写真で最前列のその前で彼らを“激写”しているオヤジがいるのがわかるでしょうか(バーコードの髪の人です)。これがなんと、今回のフィルメックスの審査委員長、キムドンホ大先生です。プサン国際映画祭のディレクターとして映画祭をここまで育て上げた方で、その功績により数々の賞を受賞されています。そんな大物がカメラ小僧してるなんて、まあ、なんておちゃめなんでしょう!もちろん制止する人はだれもいませんでした(笑)。

<追記>後姿だけではあんまりなので、トークショーの時のキムドンホ先生の写真を追加します。
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by nakaenoguchi | 2006-11-24 02:33 | 韓国映画の話題
ソウル観影記③秋のソウル
ソウルレポートのその③はソウルの秋について。
私が到着した11月7日よりソウルは急に冷え込んで、紅葉の色づきが鮮やかになりました。今回のソウル訪問は映画鑑賞三昧で観光するヒマがほとんどなかったのですが、上映時間が合わなくてぽっかり空いてしまったちょっとした時間にソウルの紅葉の名所を散策しました。

1.徳寿宮通り
ソウル市庁舎の向かい側、徳寿宮の土塀沿いに並木が続きとてもロマンチック。
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今週始まったキムハヌル&カンジファン主演のメロドラマ「90日、愛する時間」でも登場してました。見かけた撤収中のTVクルーはこのドラマのスタッフだったのかも。そういえば昨年「プラハの恋人」の撮影でこの塀に傷をつけて訴訟沙汰になってましたね。(地下鉄1号線あるいは2号線市庁駅すぐ)

2.三清洞通り
景福宮のワキを走る大通り。両脇に並ぶ200本イチョウが今まさに見ごろでした。
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ここも古宮の土塀と黄色いイチョウがマッチしていてとてもロマンチックでした。ただイチョウがメスの木らしく、銀杏の匂いが漂ってました。(地下鉄3号線安国駅または景福宮駅より徒歩5分)

3.おまけのソウルアートセンター
韓国映像資料院があるのは“芸術の殿堂”ソウルアートセンターです。ここのもみじも色づいていました。
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このアートセンター、ソウルの南、地下鉄3号線の南部ターミナル駅から徒歩7分ほどの小高い丘の麓にあります。コンサートホールや美術館、国楽院などが集まった施設で、その中央にでーんとそびえるのがオペラハウス。ここは私の大好きな映画「ガン&トークス」のロケ地でした。客席と舞台はLGアートセンターでしたが(オペラハウスは高くて借りられなかったとか)外観・ロビーはオペラハウスでの撮影で、シンハギュンが車に爆弾を仕掛けた駐車場もありました。
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写真はオペラハウス内部の吹き抜けで、映画ではここに大きなハムレットの幕が垂れてました。
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by nakaenoguchi | 2006-11-19 02:01 | 韓国映画の話題
KBS独立映画館
KBS1で金曜日の深夜に放送されていた独立映画館が本日(11月17日)の放送をもって終了します。
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インディペンデント系の映画を放送していた番組で、その終了は映画界からの反発もあり、KBS側は休止と言っていますが、来週から新しいプログラムが始まるので、実質終了でしょう。
この番組、観る機会が少ないインディペンデント系の作品や短編映画を放送していたので、私はたまに見てました。KBSだから見逃しても、放送後2週間はVODが無料なので、そっちで見ることも多かったかな。ただでさえわかり難いインディペンデント系の作品を字幕ナシでみるのはつらい時もありましたが、放送終了は残念です。
最終回の今晩の放送は「5つは多すぎる」。
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全州国際映画祭で上映された作品で、アンスルギ監督は現役の工業高校の数学教師とか。この頃流行(?)の擬似家族を扱った作品です。オンタイムの放送は今晩1時10分から、300KのVODは明日の昼過ぎにUPして2週間ココで無料で視聴できます。まだ番組をご覧になったことがない方、一度トライしてはいかが?
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by nakaenoguchi | 2006-11-17 14:09 | 韓国映画の話題
ソウル観影記②「韓国人が選ぶ韓国映画10選」
ソウル訪問レポートその②は「韓国人が選ぶ韓国映画10選」です。
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韓国映像資料院(Korean Film Archive、KOFA)が選んだ韓国映画ベスト100(1996年以前に製作された作品)の中で、シネ21、サイワールド、KMデータベースという3つの映画サイトを通じた一般観客からの投票(9月からの3週間でのべ25,000人が投票)により韓国映画ベスト10が決定されました。今回、その10本と各サイトでベスト10に入った5作品、計15作品が11月2日~12日の11日間に渡って韓国映像資料院で上映されました。ちなみに、その15作品は;

<韓国人が選んだ韓国映画ベスト10>
1位 「我らの歪んだ英雄」(1992年、パク・ジョンウォン監督)
2位 「西便制 ~風の丘をこえて」(1993年、イム・グォンテク監督)
3位 「離れのお客とお母さん」(1961年、シン・サンオク監督)
4位 「裸足の青春」(1964年、キム・キドク監督)
5位 「憎くてももう一度」(1968年、チョン・ソヨン監督)
6位 「美しき青年チョン・テイル」(1995年、パク・クァンス監督)
7位 「夕立ち」(1978年、コ・ヨンナム監督)
8位 「小さなボール」(1981年、イ・ウォンセ監督)
9位 「鯨とり コレサニャン」(1984年、ペ・チャンホ監督)
10位 「豚が井戸に落ちた日」(1996年、ホン・サンス監督)

<その他、各サイト単独でベスト10に入った作品>
「誤発弾」(1961年、ユ・ヒョンモク監督)
「星たちの故郷」(1974年、イ・ジャンホ監督)
「馬鹿たちの行進」(1975年、ハ・ギルチョン監督)
「チルスとマンス」(1988年、パク・クァンス監督)
「下女」(1960年、キム・キヨン監督)

詳しくはここ参照。

韓国映画の名作とも言うべきこれらの作品は一部を除いては日本で、いや韓国でもスクリーンで観る機会がめったにないので、今回私は日本でソフトが発売されていない4作品「離れのお客とおかあさん」「夕立ち」「小さなボール」「星たちの行進」を鑑賞しました。

「離れのお客とお母さん」
これはNHKBSで放送された時に録画したもの(日本語字幕付き)を観ていたのですが、大きなスクリーンで観ると感激もひとしおでした。嫁いですぐに夫をなくし、姑とともに1人娘を育てている未亡人のもとに夫の友人でもある教師が下宿することによって起こる出来事を淡々と描いた作品です。未亡人を演じたのはシンサンオク監督夫人で当時トップ女優のチェ・ウニ。その奥ゆかしさがなんとも言えません。娘のオッキちゃんもとても可愛い。

「夕立ち」
韓国では知らぬ人はいない有名な短編小説を映画化したもの。日本でもヒットした「ラブストーリー(原題:クラッシック)」ではこの作品をパロった場面が沢山出てきます。牛車の荷台からヒロインが手を振るシーン、川での魚とりのシーン、お化け屋敷を2人で訪ねるシーン、夕立ちに会うシーンなど。主人公が帰宅した時にお母さんが棒でトントン叩いているリズムまでも、「猟奇的な彼女」でキョヌ(チャテヒョン扮)が帰宅した時にお母さん(ソンオクス扮)が棒を叩いているのと一緒で、クァク・ジェヨン監督のこの「夕立ち」への思い入れがわかるようでした。ただ、短編小説を映像化したために、かなり冗長な感じがして、最後の最後で寝てしまいました。

「小さなボール」(原題:小人が打ち上げた小さな球)
塩田で働く貧しい一家の立ち退きをめぐる苦悩を描いた作品。父親の身長が128センチしかなく、小さい頃は周りからからかわれ、大人になっても遺伝するんではないかと心配する真面目な長男をアンソンギ先生が演じています。その妹を演じたのはクムボラ。ドラマ「チャングム」でイムヒョンシクのずうずうしくて口うるさい奥さんを演じている人と同一人物とは思えないほど美人で清楚です。ストーリーが最初から最後まで暗いので、私は苦手でした。

「星たちの故郷」
ある女性の哀しい人生を綴った作品。純粋で明るかった女性が男に捨てられた後にある男の後妻になるが、それも上手くゆかずにホステスに転落する・・・。あまりにも哀しく救いが無い結末なので、観終った後に暗くなってしまいました。シンソンイルやペクイルソプ(「B型の彼氏」のお父さん役)など往年の名優が出演しています。

で、ここからが本題。(じゃあ、今までのは何だったの?)
昨年、ワシントンDCに滞在していた時に「韓国映画祭 in Washington DC」があり、シンサンオク監督と夫人のチェウニさんがゲストとして来るということで楽しみにしていたのですがスケジュールが合わずにお2人とお会いできませんでした。その半年後にシンサンオク監督が亡くなり、あの時お会いしていればと悔やんだものでした。シンサンオク監督は韓国で1950年代~70年代に活躍した映画監督で、1978年に北朝鮮に拉致されて何度も脱出を試みるものの失敗してつらい収監生活を送った後に、同じく北朝鮮に拉致された元夫人で女優のチェウニさんとともに北朝鮮で映画製作を始め、その後、映画祭で訪れたウイーンで隙をみてアメリカ大使館に駆け込み脱北、という波乱万丈の人生を送られた方でした。その顛末は「闇からの谺」という本に記載されています。本自体は絶版ですが、大きな図書館にはあると思うのでぜひ読んでみて下さい。
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今回、「離れのお客とお母さん」の上映にゲストとしてチェウニさんが登場されました。今年80歳になるということですが、足取りもしっかりしており、オシャレで現役バリバリという感じでした。外国人は私しかいなかったので通訳なんてなく、ティーチインの内容はぜんぜんわかりませんでしたが、終了後にお話ができました。「闇からの谺」を読んでいて彼女が日本語が出来ることを知っていたので、日本語で声をかけたのです。握手をして日本から来たことを伝えると、その手を、「離れのお客とお母さん」のこと、ワシントンDCでお会いできなくて悔やんだことなどを話している間じゅう、ずーっと握ってくれてました。私にとっては“生きる伝説”というべき人なので、感激でした。宮崎あおいとイジュンギ主演の日韓合作映画「ヴァージンスノー」にも出演されるとのこと。その関係で来日してくれるといいなぁ。
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by nakaenoguchi | 2006-11-15 18:49 | 韓国映画の話題
ソウル観影記①「愛なんていらない」舞台挨拶
ソウル訪問のレポートその①は「愛なんていらない」です。
今回の訪韓の目的の1つが新作封切りの舞台挨拶を観ることでした。土曜日の晩に東京で予定が入っていて、その日のお昼過ぎの便で帰国しなければならなかったので、舞台挨拶が見られるとしたら金曜日の晩のみ。残念ながら「熱血男児」の舞台挨拶はなかったのですが、「愛なんていらない」の舞台挨拶を観ることができました。場所はCOEXのメガバックス(シネコン)にその日にオープンしたM館。17コあるメガバックスのスクリーンの中でも最大級の広さで、座席はクッションも心地よく隣も気にならないほどゆったり。朝、COEX窓口でセンターブロック最前列をゲット。19:00の回上映終了後にジュヒョクとムングニョンちゃん、監督が登壇しました。
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グニョンちゃんは背が伸びましたね。もう大人の女性です。ジュヒョク(これが初の生ジュヒョクでした)は思ったより無難な服装。監督も含めてひとことづつの舞台挨拶はあっという間に終わりました。

で、本編のほうですが、期待してなかったので、思ってたよりは良かったという印象です。とにかく映像が美しい。冒頭のお葬式のシーンは雪が消えないうちにと北海道で撮影されたと聞いていたのですが、その他の景色も美しい。ロケ地めぐりをしたくなりました。グニョンちゃんちの茶畑に囲まれた豪邸はどこかの美術館かしらね。とても素敵でした。グニョンちゃんはかわいいし、演技も達者です。ジュヒョクはナンバーワンホストのジュリアンを無難にこなしてました。欲を言えば、この役はもっと色気のある人(たとえばイビョンホンとかイジョンジェとか)のほうが良かった気がしますが、ジュヒョクも彼にしては役を作りこんでいるほうですから及第点をあげましょう。アップを多用しているので、最前列でスクリーンを見上げるように鑑賞していた私は迫ってくるどアップに圧倒されました(笑)。ファンにとっては一見の価値はあります。ただし、泣けたかというと全然泣けませんでしたが。
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by nakaenoguchi | 2006-11-15 16:28 | 韓国映画の話題
ソウル訪問
この頃、どうもブログをUPする気がしなくて、更新がかなり滞ってしまいました。書きたい事柄はいくつもあるのですが、いざ書こうとすると下調べが必要だったりしてなかなか先に進まないんです。東京国際映画祭のレポートもするつもりだったのですが、こう多くの人があれこれ書いていると、私が書かなくてもいいか、と思ったりもしてね。
これじゃぁいけない!と思い、ボチボチ書き始めようと思います。

実は、先週、ソウルに行ってきました。仕事が忙しくてプサン国際映画祭に行けなかった腹いせのソウル訪問で、日本の連休やイベント(ソンスンホン除隊とか)といった日本人が多く訪韓する時期を避けて11月7日~11日の4泊5日の旅でした。今回はなるべく多くの韓国映画をみたくて、映画上映が切り替わる水曜日-木曜日をまたいだ日程にしました。韓国って、アート系映画を上映するミニシアターも少ないし、2番館(ロードショウ落ちの作品が上映されている映画館)もほとんどないんですよねぇ。どのシネコンに行っても同じような作品しか上映されていないの。1時期に観られる韓国映画ってせいぜい6~7本なのです。だから多く観ようと思ったら水-木をまたいだ日程にするのがベスト。今回は火曜日にソウル入りし、火曜日と水曜日に終了あるいは上映回数減少される可能性の高い作品を観て、木曜日と金曜日に新作を観るという計画をたてました。それでも時間は余るだろうから、プチョンファンタスティックスタジオ見学や「怪物」ロケ地めぐり、東大門市場でのお買い物も入れようと思ってました。ところが、調べてみると、この時期にいくつものイベント上映があることがわかりました(以下参照)。

①アシアナ国際短編映画祭
 (各国の短編映画上映。一部ゲストあり)
②韓国人が選ぶ韓国映画10選
 (韓国映像資料院が選んだ韓国映画100本の中でネットでの投票で
  ベスト10に選ばれた作品の上映、一部ゲストあり)
③2006 Cine Rendez-Vous II
 (よくわからないけど、シネマテークでの特集上映で韓国映画は「時間」と
  「浜辺の女」の2本)
④Tears in Spongehouse
 (スポンジハウスというミニシアターでここ10年くらいに封切りされた韓国のメロ
  映画を特集上映、一部ゲストあり)

ということで、とても他のことをしているヒマはありません。4日間ひたすら映画を観ることになりました。観た映画は全部で16本。観た順に挙げると(○数字以外は一般上映、★は英語字幕付き);

「天下壮士マドンナ」
「私たちの幸せな時間」
「ラジオスター」
「秋へ」
「道」★
「離れのお客とお母さん」②★
「マウミ」
「時間」③
「タチャ」
「夕立」②
「小さなボール」②★
「神々しき系譜」
「残酷な出勤」
「星たちの故郷」②
「愛なんていらない」
「熱血男児」

(結局、①のアシアナ国際短編映画祭と④のTears in Spongehouse
は参加できず)

ほとんどの作品が字幕なしで、内容がイマイチわからないためリビューしませんが、短い感想をボチボチUPしますね。
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by nakaenoguchi | 2006-11-15 15:47 | 韓国映画の話題


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98.女子高生、嫁に行く
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102.B型の彼氏
103.銀粧刀
104.光復節特赦
105.魔法の性
106.彼女を知らなければスパイ
107.サマータイム
108.スカーレットレター
109.ふざけるな
110.マラソン
111.黄山ヶ原
112.足長おじさん
113.達磨よ、ソウルへ行こう
114.男物語
115.マイブラザー
116.公共の敵2
117.潜伏勤務
118.美術館の隣の動物園
119.ダイバッド
120.ムーダン
121.地球を守れ!
122.シンソッキブルース
123.オー!ブラザース
124.その時、その人々
125.家族
126.蝶
127.江原道の力
128.ベサメムーチョ
129.恋愛の目的
130.若い男
131.葱をサクサク、卵をパカッ
132.夢精期
133.緑の椅子
134.4月の雪
135.ダンサーの純情
136.孤独がもがく時
137.受取人不明
138.公共の敵
139.送還日記
140.連理の枝
141.殺人の追憶
142.甘い人生
143.王の男
144.アガタ
145.南極日誌
146.シルミド
147.生産的活動・私の30回目の
148.Coma
149.ロマンス
150.デイジー
151.野獣と美女
152.インフルエンザ
153.夢中人
154.ショーショーショー
155.春の日のクマは好きですか?
156.私の結婚遠征記
157.How Does the Bli
158. The Eyes
159.美しき野獣
160.アンニョン、兄ちゃん
161.拍手する時に去れ
162.女、チョンヘ
163.Mr.主婦クイズ王
164.愛を逃す
165.怪物
166.波浪注意報
167.トンマッコルへようこそ
168.天軍
169.支離滅裂
170.コチョルのために
171. 愛してる、マルスンさん
172.多細胞少女
173.離れの客とお母さん
174.天下壮士マドンナ
175.私たちの幸せな時間
176.相棒
177.インシャラ
178.とかげ
179.Mr.ソクラテス
180.百万長者の初恋
181.ラブトーク
182.マパド
183.親知らず
184.恋愛、その耐え難き軽さ
185.情け容赦なし
186.師の恩
187. 恋愛術士
188.堤防伝説
189.海賊、ディスコ王になる
190.ホロビッツのために
191.シュロの木の森
192.美女はつらいの
193.オールドミスダイアリー
194.愛する時に話すこと
195.息子
196.ラジオスター
197.羽
198.韓半島
199.ハーブ
200.京義線
201.私の生涯で最も美しい1週間
202.Mr.ロビンの口説き方
203.肝っ玉家族
204.古い庭園
205.いかさま師
206.組暴の妻3
207.宿命
208.ワンスアポンアタイム
209.ララ・サンシャイン
210.角砂糖
211.今、愛している人と暮ら
212.走れ自転車
213.正しく生きよう
214.セブンデイズ
215.悲夢
216.ラジオデイズ
217.アンティーク
218.追撃者
219.その男の本198ページ
220.純情漫画
221.美人図
222.カンチョルジュン
223.たちまわLee
224.影の殺人
225.失踪
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