イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
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韓国映画リビュー その37 「花咲く春が来れば」
b0038222_23262613.jpg37本目のリビューは、今日、観てきたばかりの「花咲く春が来れば」です。韓国では2004年9月に公開されました。ホジノ監督の愛弟子、リュジャンハの監督デビュー作です。

花咲く春が来れば
2004年作品
監督:リュ・ジャンハ
出演:チェ・ミンシク、キム・ホジョン

【ストーリー】トランペット奏者のヒョヌ(チェミンシク)は恋人と別れ、オーケストラのオーディションにも落ちて、失意のまま中学校の吹奏楽部の指導者として江原道の山あいの村に赴任する。吹奏楽部は部員数も少なく楽器も使い古されたものだったが、部員達はみなブラスバンドに愛着を持っていた。だが、学校の資金繰りは厳しく、音楽コンクールで優勝しなければ吹奏楽部は解散しなければならない。ヒョヌは生徒達とともに練習を重ねていく。部員達や村の人々の暖かさに触れるうちに、ヒョヌはの凍っていた心は次第にとけて行くのだった。

【感想】心温まる感動作です。作品中ヒョヌの心が癒されたように、映画を見終わった後に私の心も癒されました。登場人物はみなどこにでもいそうな人々ですし、ストーリー的に大きなハプニングが起きる訳でもありません。奇をてらったカメラワークなどもないオーソドックスな映像なんですが、丁寧に撮ってるのがわかります。そして主演のチェミンシク。アクの強い役を怒涛の演技で演じている印象がある彼が、心に弱さを持つ普通の男を普通に演じているのが印象的でした。「ハッピーエンド」でも心優しくちょっとなさけない小市民を演じたチェミンシクですが、その時には「チェミンシクだからこのままでは終わらないだろう」と感じ、案の定ラストで神気迫る演技をみせていますよね。でも本作では、本当にどこにでもいそうな男を最後までさらりと演じているんです。とにかく彼の演技の幅の広さに驚きました。トランペットの演奏やブラスバンドの指揮もとってもリアリティがありましたヨ。監督に演出方法をうかがうと、細かい演技指導をするのではなく、よく話し合ったあとに「こんな感じで」というラフな指示で演じてもらったそうです。正直言って、今までちょっと苦手だったチェミンシクですが、この作品は文句なしにオススメできます。特に「8月のクリスマス」が好きな方、同じように見終わった後にじわじわと感動できると思います。どうぞご覧になってみて下さい。

【なあご的おすすめ度】 ★★★☆

【おまけ】「先生キムボンドゥ」や「大統領の理髪師」にも登場している名子役イジェウン君がまたまた名演技を披露しています。「キムボンドゥ」の頃に比べると背が伸びていてびっくりしました。
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by nakaenoguchi | 2004-10-31 23:38 | 37.花咲く春が来れば
韓国映画リビュー その36 「オオカミの誘惑」
b0038222_2037496.jpgその36は、東京国際映画祭で上映された「オオカミの誘惑」です。原作は若干19歳の女の子が書いたインターネット小説で、主演は今が旬のイケメン、カンドンウォンとチョハンソン。2005年の春に全国ロードショウ公開予定です。

オオカミの誘惑
2004年作品
監督:キム・テギュン
出演:カン・ドンウォン、チョ・ハンソン、イ・チョンア

【ストーリー】平凡な女子高生ハンギョン(イ・チョンア)は父親がなくなり、再婚した母親と暮らすためソウルに戻ってくる。転校早々、ハンギョンは高校のボスで女子高生の憧れの的ヘウォン(チョハンソン)に惚れられる。まずいことに、彼と対立する隣の高校のボス、テソン(カンドンウォン)までハンギョンに惚れてしまい、彼女をめぐって2人の恋のさや当てが始まる。2人の間でとまどうハンギョンだが・・・。

【感想】いかにも青春ストーリーという感じの作品です。魅力はなんといっても主演の3人。監督が演技力よりもフレッシュなメンバーにしたかったとキャスティングしたそうですが、これが大あたり。演技も、映画初主演のイチョンアを含めて自然で違和感なし。カンドンウォンは複雑なバックグラウンドを持つテソンを繊細に演じています。いやぁ、ドンウォン君、かわいい。あんな切ない目で見つめられたら、世の女性はだれでもイチコロです(笑)。ハンソン君は対照的にワイルドでカッコイイ。背が高いせいか、アクションが映えます。初めは強引で自分の主張を一方的に押し付けるヘウォンが、次第に相手を思いやるようになる心の変化を表現しています。イケメン2人に愛されるハンギョンを演じたイチョンアは、ともすれば世の女性の感を買いかねない役をさわやかに演じ、好感が持てます。ストーリー的に、三角関係のラブコメかと思ったら、後半に「血のつながり」と「難病」という韓国映画・ドラマでお馴染みの要素が登場しメロになります。それが思ったほどベタに感じられないのは、カンドンウォンの好演のせいでしょうか。テソンがハンギョンに告白するシーンはぐっと胸にきますし、ラストは思わず泣いてしまいました。青春映画として、楽しんで見られる作品だと思います。

【なあご的おすすめ度】 ★★★
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by nakaenoguchi | 2004-10-31 20:39 | 36.オオカミの誘惑
「オオカミの誘惑」舞台挨拶(速報)
東京国際映画祭で上映された「オオカミの誘惑」を観て来ました。リビューは後でするとして、まずはティーチインのレポートです。写真とインタビューの詳細は明日以降に東京国際映画祭HPのデイリーニュースにUPされると思いますので、それをご参照下さい。

冷たい雨が降る渋谷でしたが、シアターコクーンの熱気はすごかったです。そのほとんどが若い女性。お目当てはもちろんカンドンウォン君とチョハンソン君の舞台挨拶です。今回はキムテギュン監督とヒロイン役のイチョンアさんも加わって華やかなティーチインになりました。司会は襟川クロさん。ドンウォン君は黒に近い濃紺のスーツ姿で舞台に映えてました。その一挙手一投足にファンからの黄色い声が飛んでましたよ。日本は初めてではなくプライベートで3~4回来ているそうです。渋谷、原宿、代官山などに行ったとか。次回作は「茶母」の劇場版「刑事」でキラー役でハジウォンと共演するとのことでした。映画の見所を聞かれて、演じたテソンがハンギョン(イチョンア)に告白する場面だと言ってました。個人的に私もこの場面、彼の繊細な演技が光っていて好きです。ハンソン君は対照的に白のブルゾンで終始俯いていました(だからライトが当らなくて顔がよく見えませんでした)。とてもシャイな方なんですね。演じたヘウォンの変化していく様子を見てほしいと言ってました。イチョンアさんは黄色のニットにパンツ姿でした。一番多くNGを出した人は?との質問に恥ずかしそうに手を挙げていたのが印象的でした。特に涙を流すシーンで苦労したとのこと。2人のイケメンに愛されて、ともすれば反感を買ってしまいかねない役どころを、共感を感じてもらえるように演じるのが大変だったようですね。監督はそんな若手3人を見守るように終始にこやかな表情で質問に答えていました。今回のキャスティングについては、19歳の女性が書いたインターネット小説の映画化ということで、演技力よりもフレッシュなメンバーにしたいと3人を選んだそうです。特にイチョンアさんはオーディションで選んだとか。
それにしても、今回のティーチインは、ハンソン君とドンウォン君のそれぞれのファンサイト主催者に当たるなど、質問者が予め決まってたように感じました。私はアクションについて質問したくて手を挙げてたのですが・・・。

(リクエストがあったので、この文はそのまま、じにょさんのHPのBBSに投稿します)
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by nakaenoguchi | 2004-10-30 23:32 | 韓国映画の話題
「20のアイデンティティ」の詳細
「20のアイデンティティ」の詳細がアジアの風の有料パンフレットに載っていると教えてくださった方がいて、今日、早速購入しました。キャストをチェックして、ショックだったことが2つ。
①席を探しているうちに(だれも案内してくれなかった)1作品みはぐっていたことがわかりました。それがなんと、チュサンミ(「接続」「浮気な唇」「誰ヒミ」)とファンジョンミン(「浮気な家族」「ワイキキブラザース」)出演の作品だった!それも「恋人と呼ぶにはまだ至らないがお互いに惹かれあっているカップルが、樹の下で待ち合わせ。2人とも自分の気持ちを表現できず、いたずらに時間だけが過ぎていく。」(パンフレットより)という内容。あのチュサンミとファンジョンミンの大人の純愛物語!み、み、みたい!
②「イルマーレ」のイヒョンスン監督の「20mmの厚み」にはヨムジョンアが出ていたのに気が付かなかった!彼女の作品は「カル」も「H」も「犯罪の再構成」も観ていて(「箪笥」はホラーなので観てません)、結構お気に入りの女優さんだったのにわからなかった!まだまだ未熟者です。
それで、今夜もう一度「20のアイデンティティ」を観ようかと思ったのですが、チケットはすでに売り切れでした。もう観る機会ないだろうなぁ。来月、金沢コミュニティ映画祭で上映されるけど、そこまではいけないなぁ。

よし、気分を入換えて、明日の生ドンウォン&ハンソンに期待しよう!
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by nakaenoguchi | 2004-10-30 00:11 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その35 「Sダイアリー」
b0038222_23451761.jpgその35は東京国際映画祭アジアの風部門で上映された「Sダイアリー」です。新作パノラマと銘打って数々の最新作が上映されているアジアの風ですが、この映画も韓国で先週末公開されたばかり。今週の興行成績1位をゲットした話題作です。話題の作品が韓国での公開とほぼ同時に観られるなんて、感激です。

Sダイアリー
2004年作品
監督:クォン・ジョンクァン
出演:キム・ソナ、キム・スロ、イ・ヒョヌ、コン・ユ

【ストーリー】交際1周年の記念日、彼とラブラブに過ごしたいと思ったジニ(キムソナ)だが、逆に一方的に別れを切り出される。その捨て台詞が「お前は今まで本当に愛されたことがあるのか?元カレに会って聞いてみろ!」。ジニは几帳面につけていた恋愛日記帳をめくりながら、3人の元カレに思いをはせる。初恋は高校生の時に、通っていた教会で聖歌隊の指導をしていたクヒョン(イヒョヌ)。次は大学の先輩で今は警察官になっているジョンソク(キムスロ)。そしてイラストレーター志望の年下ボーイ、ユイン(コンユ)。ジニは懐かしさと甘酸っぱい思いを胸に彼らを訪ねるが、いずれからも迷惑そうに扱われる。腹をたてたジニは注いだものを返せとばかりに3人に請求書を送りつける。さてジニは注いだものを取り戻せるか?

【感想】いやぁ、思いっきり笑いました。キムソナ演じるジニはとても一途な女の子で、時には突拍子もない行動を取るにもかかわらず共感できるんですよ。あるあるって思っちゃう。キムソナって「イエスタディ」のハードボイルドなイメージがあったんですけど、本作ではとってもチャーミングです。それに3人のボーイフレンドがどんぴしゃりのキャスティング。神に全てを捧げる堅物司教役に「屋根部屋のネコ」の室長、イヒョヌ。あの飄々とした風貌がぴったりです。演技も「屋根」の時に比べて格段に上手くなってます。お調子者で身勝手な警察官役のキムスロ。もう彼が出てきただけで笑っちゃいます。それにワガママだけど魅力的で憎めない年下男に「同い年の家庭教師」のコンユ。年下キャラ炸裂です。ナイスバディも披露してます。ストーリーは、単なるお笑いだけではなく、ジニの自分探しの物語になっていて、女性としてとても共感できます。監督は女心がよくわかってますねぇ。とにかく楽しく観られる、おすすめの映画です。

【なあご的おすすめ度】 ★★★★

【おまけ】上映終了後のティーチインでクォン・ジョンクァン監督の話が聞けました。ボーイフレンド3人のキャスティングはシナリオが出来てから選んだようです。キムソナとは撮影前2ヶ月ほど色々な話をして、それが映画に生かされているとのことでした。監督は観客のウケが良くて嬉しかったようです。若干32歳のクォンジョンクァン監督は、笑顔がかわいくて魅力的な方でした。
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by nakaenoguchi | 2004-10-29 23:47 | 35.Sダイアリー
韓国映画リビュー その34 「風のファイター」
b0038222_1319343.jpgその34は、東京国際映画祭コンペティション部門に出品された「風のファイター」です。日本でも「空手バカ一代」というマンガで有名な、極真空手の創始者である大山倍達(韓国名チェ・ペダル)の生涯を描いた作品です。2005年に全国ロードショウ予定です

風のファイター
2004年作品
監督:ヤン・ユノ
出演:ヤン・ドングン、加藤雅也、平山あや

【ストーリー】日本統治下の全羅北道。青年飛行士募集のビラを見たペダル(ヤンドングン)は日本に密航して航空学校に入るが、朝鮮人であるがために差別を受け飛行士の夢をあきらめる。終戦後、池袋のヤミ市で差別と戦いながら生きていたペダルは、少年時代にテコンドーを教えてくれたボムス叔と再会し、彼から空手の手ほどきを受けるようになる。ボムスの死後、山にこもって血のにじむような厳しい修行により石をも割る技術を習得したペダルは、下山して全国の道場を渡り歩き、次々と強敵を打ち破っていくのだった。日本空手界に君臨する加藤(加藤雅也)はそれを快く思わず、ペダルに挑戦状を叩きつける。だが、対戦した加藤の弟子の龍馬をはからずしも殺してしまったペダルは一切の対戦を拒否し、龍馬の妻と息子を助けて農作業にいそしむのだった。

【感想】この映画”トンデモ日本映画”(つまり、とんでもない日本描写をしている映画)と聞いていましたが、まさにそうで、笑っちゃいました。だれが時代考証や美術監督をしたんだろう。気になった点を挙げると、
①芸者役の平山綾、さすがに着物を左前には着てはいませんが、普段着まで振袖なんですよ。袖さばきが大変じゃなかったかと心配しちゃいました(笑)。芸者なのに芸事を披露している場面がないのは、平山綾には無理だったのね。
②龍馬役の人の前髪が異常に長い。戦時中にあんな髪型してた人いないよ。マンガが原作だからボウズ頭に変えられなかったんだろうなぁ。
③壁に貼られている掲示が横書きでしかも左から右に書かれていた。
④ペダルは姫路城で待ち伏せしていた黒装束の男に襲われるんですよ。そんな忍者みたいな服装して入城しようとしたら、係員に止められるに決まってる(笑)。ペダルもなんで胴着を着て姫路城に行くんだ?そこになぜか報道陣もいるし。ホント、マンガチック!
もちろん、日本人役の俳優のたどたどしい日本語も気になりましたが、ヤンドングンの日本語はかなり上手く、それも感情を込めていたのでびっくりしました。
彼は私が言うのもおこがましいですが、イイ役者ですね。ペダルの強いところと繊細なところを見事に表現してました。アクションもGOODです。それからボムス役のチョンドウホンがカッコイイです。アクション監督をするだけあって、さすがのアクションです。ヤンユノ監督が観ている日本人の反応が鈍かった、もっと楽しんで見て下さいと言ってましたが、もっとメリハリをつけないと、日本人は笑ったり泣いたりしないです。コメディでもなくメロでもない中途半端なストーリーが私のツボにははまらなかったなぁ。アクションを見たい、トンデモ日本映画を見たい人には薦めますが。

【なあご的おすすめ度】 ★☆
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by nakaenoguchi | 2004-10-28 13:20 | 34.風のファイター
韓流シネマフェスティバル
もうご存知の方も多いと思いますが、「韓流シネマフェスティバル2005」ということで来春22本の韓国映画が新宿歌舞伎町のシネマスクエア東急で公開されるそうです。ご存じない方のために22本を列挙すると、

「コーストガード」「ピアノを弾く大統領」「同い年の家庭教師」「キスしましょうか」「オー!ブラザース」「氷雨」「誰が俺を狂わせるか」「アナーキスト」「光復節特赦」「地球を守れ!」「火星からの手紙」「ジャングルジュース」「受取人不明」「木浦は港だ」「ライターをつけろ」「シングルス」「ワイルド・カード」「色即是空」「頭師父一体」「品行ゼロ」「風のファイター」「幼い新婦」

まあ、すごいラインナップですねぇ。なんか版権を買い取ったものの上映する劇場がなくてお蔵入り状態だった作品が一挙に放出されるって感じです。
私はこのうち17本を鑑賞済。その中でイチオシなのは「シングルス」かな。あと「ピアノ」「頭師父一体」「同い年」「色即是空」あたりも軽くて観やすいですよ。
まだ観てない作品では、「ジャングルジュース」を見てみたいですねぇ。それから「誰が俺を狂わせるか」はイビョンホンの1995年作品ということで見たいです。「木浦は港だ」のチャインピョ&チョジェヒョンと「地球を守れ」のシンハギュン&ペクユンシクも気になります。
あとすでに鑑賞すみだがソフトを持っていないのでもう一度見てみたいのは「オー!ブラザース」と「光復節特赦」。どちらも字幕なしで観ても楽しめた作品ですのでオススメです。

問い合わせ先はエスピーオーというところなんですが、HPにまだ情報はUPしてないようです。
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by nakaenoguchi | 2004-10-28 11:13 | 韓国映画の話題
韓国映画リビュー その33 「20のアイデンティティ」
その33は第17回東京国際映画祭の「アジアの風」部門に出品された「20のアイデンティティ」です。この映画は韓国の国立映画アカデミー出身の監督・プロデュサー20人が「20」をキーワードに作成した短編映画のオムニバスです。1人5分という時間設定だったらしいですが、オーバーする人もいて全体で163分という長編になっています。コメディあり、男女ものあり、社会風刺モノあり、ホラーあり、それぞれの監督の個性が出ていて、とても面白かったですよ。たとえば、「8月のクリスマス」「春の日はすぎゆく」のホジノ監督の「Alone Together」は、別れた男女についての物語ですが、日常の一部を切り取ったような、いかにもホジノ監督らしい淡々としたストーリーと映像ですし、「4人の食卓」のイスヨン監督の「20の質問」は、血が飛び散るようなシーンがないにもかかわらず、背筋がゾーっとする、いかにもイスヨン監督らしい心理ホラーです。各作品の詳細なデータ(監督名、タイトル、主要キャスト等)がないので、全作品の把握は出来ていないのですが、面白かった3作品についてリビューします。今後上映の機会はほとんどないでしょうから、ネタバレします。

b0038222_041545.jpg「Sink & Rise」
「吠える犬は噛まない」「殺人の追憶」のポンジュノ監督の作品です。
川沿いの売店に貧しい身なりの父娘が来る。娘はポテトチップスやクッキーをほしがるが、父親はもっと健康的な食べ物を選べとゆで卵を取る。ゆで卵は水に浮くから、昔は泳いでは食べ泳いでは食べしたと説明する父親に、売店のおやじは卵が水に浮くはずないと反論する。2人は賭けをすることにする。父親が殻をむいた1つ目の卵を川に投げるが浮かんで来ない。半分殻をむいた2つ目の卵を投げるが、これも浮いてこない。最後の卵を投げ込もうとする父親に娘は、その卵は自分が食べたいから投げないでという。俺が信じられないのかと叫ぶ父親。見かねた売店の親父が間に入る。父親が先ほど卵を投げた場所に目を移すと殻のついた卵がぷかぷか浮かんでいた・・・。この浮かんだ卵が実際の20倍くらいの大きさで、もちろん作り物。観客爆笑です。賭けていた売店のお菓子を2人で抱えられるだけ抱えて、喜びいさんで立ち去る父娘。なんてナンセンスなんだ!しかも売店のおやじがポンジュノ作品常連のピョンヒボンなんだよ。ホント、腹を抱えて笑っちゃいました。

「秘密と嘘」
キムテヨン監督とともに「少女たちの遺言」を監督したミンギュドン監督の作品。主演は若手実力派のリュ・スンボム。20歳のスンボム君(役名が定かでないのでこの名で通します)はある女の子と運命的な出会いをし、結婚して彼女の家に婿入りすることになった。セクシーな彼女の母親の手伝いをして荷物を家に運び込むうち、母親が肉体関係を迫ってきた。タジタジになったスンボム君は思わず家から飛び出す。そこには彼女の父親がおり、今のはテストだという。彼女はそれを知らないようだ。そしてもう一つ秘密があった。スンボム君が家を飛び出したのは、外に置いてあったバイクのヘルメットの中にあるコンドームを取りにいったのだった。
いやぁ、スンボム君いいですねぇ。義母のセクシー攻撃にタジタジになる姿に笑い転げてしまいました。最後のオチも私のツボにばっちりハマりました。

「20歳法」
「ジャングルジュース」のチョミノ監督の作品。主演は「屋根部屋のネコ」「品行ゼロ」のポンテギュ。近未来、「20歳になった男は殺す」という法律が成立し、世の中にはアマゾネスが闊歩する。彼女たちは20歳になった男を次々と無理やり犯して「種」を得ては殺す。テギュ君は明日20歳になる若者。愛し合っている女の子がいるが、彼女が男の子を産むかと思うとSEXができない。そこにアマゾネス達がやってきてテギュ君を強姦しようとする。彼女とアマゾネスとの戦いになり、アマゾネス1人と彼女は相打ちになって死ぬ。残ったアマゾネスがテギュ君に襲いかかる・・・。とここでテギュ君、夢から醒める。
なんて突拍子も無い設定なんでしょう!おろおろするテギュ君に大笑いしました。テギュ君、そういう役ぴったりだよね。夢オチだったのが、ちょっと平凡かな。でも面白かったので、「ジャングルジュース」を今度観てみたいと思います。

【なあご的おすすめ度】 ★★★☆
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by nakaenoguchi | 2004-10-28 00:47 | 33.20のアイデンティティ
東京国際映画祭1
東京国際映画祭に行ってきました。今日は前述の「20のアイデンティティ」と「風のファイター」を観てきました。映画のリビューは改めてちゃんと書くとして、まずはティーチインの模様のレポートです。

「20のアイデンティティ」には「イルマーレ」のイ・ヒョンスン監督が来てました。とてもやさしそうな感じの監督で、観客からの質問に丁寧に答えてました。真っ先に手を挙げて質問したのが私なんですけど。監督は「イルマーレ」以降、長編映画を発表していないので、次回作がどのようなものかを聞きました。次回作は今、シナリオの執筆中で、来年の1月頃に撮影に入り、秋頃公開予定。フェミニズムをテーマにした作品で1970年代に活躍した歌手が政治の渦に飲み込まれて行くストーリーだそうです。楽しみです。なにせ「イルマーレ」は私が一番好きな韓国映画なので、監督の作品をもっと観てみたいのです。終了後に「イルマーレ」のDVDにサインしてもらいました。

b0038222_22213594.jpg「風のファイター」のティーチインに来るはずだったヤンドンゴンは、来日が遅れて、明日の回のみの参加になりました。せっかく彼目当てに大きいほうの会場(今日)を押さえたのに・・・(涙)。ヤンドンゴンは来年の夏に入隊予定ですが、入隊予定の人は海外に行くのが困難で、今回、映画祭参加ということで特別に許可がでたのだが、最終的な発給が遅れて、来日が今夜の便になったそうです。ヤンユノ監督と加藤雅也は予定通り来てました。監督は後のブースで一緒に映画を観ていたのですが、日本人の反応が蛋白というか、静かなのに驚いていたようです。韓国ではもっとウケてたらしい。でもこの映画、コメディじゃないんですよ。かといってメロでもないから、大笑いも大泣きもできないの。”とんでも映画”(つまり日本に対する誤解があるというか、日本人にしたらツッコミどころ満載の作品)なんですけど、さすがにそれを笑うわけにはいかないし・・・。日本での撮影もあったようで、(多分犬山の)フィルムコミッションの人も来てたのが印象的でした。大きい会場ということもあって、英語の通訳が入り、30分があっという間に過ぎてしまい、私は質問できませんでした。

詳しいティーチインの内容は東京国際映画祭のデイリーニュースのコーナーにUPされると思うので、明日にでもそれを見てね。
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by nakaenoguchi | 2004-10-27 22:30 | 韓国映画の話題
「20のアイデンティティ」
明日、いよいよ東京国際映画祭を観に六本木に行きます。全部で6本の韓国映画を観る予定ですが、1本目は「20のアイデンティティ」。韓国映画アカデミー出身の監督20人が携帯電話をテーマに撮った短編オムニバス映画で、昨年の全州国際映画祭で上映されたらしい。商業映画ではないので、日本での一般上映&ソフト発売の可能性は低いだろうから、このチャンスを逃すまいと思ってチケットを購入しました。
20人の監督というのが、すごい。私がその映画を見たことのある監督だけでも、

ホ・ジノ(「8月のクリスマス」「春の日はすぎゆく」)
ポン・ジュノ(「吠える犬は噛まない」「殺人の追憶」)
クォン・チリン(「シングルス」)
キム・テヨン、ミン・ギュドン(「少女たちの遺言」共同監督)
パク・キヨン(「モーテルカクタス」)
ユ・ヨンシク(「アナーキスト」)
イ・スヨン(「4人の食卓」)
イ・ヨンジェ(我が心のオルガン」)
イ・ヒョンスン(「イルマーレ」)
チャン・ヒョンス(「誰にでも秘密はある」「男の香り」)

その他、私は見てないけど、「霊」のキム・テギュン、「ジャングルジュース」のチョ・ミノ、「コルセット」のチョン・ビョンガクなどなど。

うわぁ、豪華!韓国映画アカデミーが現在の韓国映画隆盛の原動力であることがわかります。
このうち、イヒョンスン監督が来日します。「イルマーレ」のあの美しい映像を撮った監督がどういう方なのか、興味津々です。
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by nakaenoguchi | 2004-10-26 21:32 | 韓国映画の話題


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30.ホン班長
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32.大韓民国憲法第一条
33.20のアイデンティティ
34.風のファイター
35.Sダイアリー
36.オオカミの誘惑
37.花咲く春が来れば
38.大統領の理髪師
39.オールドボーイ
40.犯罪の再構成
41.いい人がいたら紹介
42.ピアノを弾く大統領
43.情事
44.バス、停留所
45.爆裂野球団
46.ワイルドカード
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48.ワニとジュナ
49.チュノミョンベーカリー
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58.リザレクション
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109.ふざけるな
110.マラソン
111.黄山ヶ原
112.足長おじさん
113.達磨よ、ソウルへ行こう
114.男物語
115.マイブラザー
116.公共の敵2
117.潜伏勤務
118.美術館の隣の動物園
119.ダイバッド
120.ムーダン
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125.家族
126.蝶
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128.ベサメムーチョ
129.恋愛の目的
130.若い男
131.葱をサクサク、卵をパカッ
132.夢精期
133.緑の椅子
134.4月の雪
135.ダンサーの純情
136.孤独がもがく時
137.受取人不明
138.公共の敵
139.送還日記
140.連理の枝
141.殺人の追憶
142.甘い人生
143.王の男
144.アガタ
145.南極日誌
146.シルミド
147.生産的活動・私の30回目の
148.Coma
149.ロマンス
150.デイジー
151.野獣と美女
152.インフルエンザ
153.夢中人
154.ショーショーショー
155.春の日のクマは好きですか?
156.私の結婚遠征記
157.How Does the Bli
158. The Eyes
159.美しき野獣
160.アンニョン、兄ちゃん
161.拍手する時に去れ
162.女、チョンヘ
163.Mr.主婦クイズ王
164.愛を逃す
165.怪物
166.波浪注意報
167.トンマッコルへようこそ
168.天軍
169.支離滅裂
170.コチョルのために
171. 愛してる、マルスンさん
172.多細胞少女
173.離れの客とお母さん
174.天下壮士マドンナ
175.私たちの幸せな時間
176.相棒
177.インシャラ
178.とかげ
179.Mr.ソクラテス
180.百万長者の初恋
181.ラブトーク
182.マパド
183.親知らず
184.恋愛、その耐え難き軽さ
185.情け容赦なし
186.師の恩
187. 恋愛術士
188.堤防伝説
189.海賊、ディスコ王になる
190.ホロビッツのために
191.シュロの木の森
192.美女はつらいの
193.オールドミスダイアリー
194.愛する時に話すこと
195.息子
196.ラジオスター
197.羽
198.韓半島
199.ハーブ
200.京義線
201.私の生涯で最も美しい1週間
202.Mr.ロビンの口説き方
203.肝っ玉家族
204.古い庭園
205.いかさま師
206.組暴の妻3
207.宿命
208.ワンスアポンアタイム
209.ララ・サンシャイン
210.角砂糖
211.今、愛している人と暮ら
212.走れ自転車
213.正しく生きよう
214.セブンデイズ
215.悲夢
216.ラジオデイズ
217.アンティーク
218.追撃者
219.その男の本198ページ
220.純情漫画
221.美人図
222.カンチョルジュン
223.たちまわLee
224.影の殺人
225.失踪
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