なあごの韓国映画大好き
2013-12-13T00:26:23+09:00
nakaenoguchi
イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
Excite Blog
ミュージカル「太陽を抱く月」日本公演
http://nargo.exblog.jp/21629472/
2013-12-13T00:23:00+09:00
2013-12-13T00:26:23+09:00
2013-12-13T00:23:18+09:00
nakaenoguchi
韓国演劇
キムスヒョンとハンガイン主演のドラマでおなじみのこの作品、韓国では来週から上演になりますが、一足先に日本公演が青山劇場で行われています。日本公演の主演は超新星のソンジェ。初日ということもあって彼のファンが大勢詰めかけていました。
ストーリーは原作小説よりもドラマに近い感じですね。ドラマでは20時間を超えるストーリーを2時間半にまとめたので、端折ったり設定を変えている部分もかなりありますが、フォンとヤンミョンとウォル(ヨヌ)の恋模様を中心にヨムとミナ公主、ウンやソルが絡む基本的なストーリーはドラマを踏襲しています。ですから、ドラマをご覧になっていればわからないところはありません(逆を言えばドラマを見てないとわからないかもしれない部分は少々あります)。
ミュージカルとして、とにかく歌が素晴らしかったです。巫女のチョン氏役のチェヒョンソンさんをはじめ、みなさん歌がうまい!アンサンブルの歌も声量があって素晴らしかったです。それに男性陣の殺陣と女性人の優雅な踊りも素敵でした。ポシャギを模したスクリーン(シースルーの幕)を重ねて、奥行のある舞台を演出している点も良かったです。
主演のソンジェ君ですが、日本人観客のためのアイドルキャスティングみたいでちょっと心配だったのですが、思っていたよりも良かったです。特に歌は、中音域でやや不安定なところはあったものの高音の伸びはさすがに歌手だと感心しました。声量はもうちょっとほしかったけどね。演技についても初日にしてはがんばっていたと思います。ただ、ここぞという時に全観客の視線を自分に集中させるような演技上の工夫がもう少しほしかったですね。極端な例ですが歌舞伎でいう“見得をきる”ような演技ね。それがないので、なんか演技がすーっと流れていってしまった感じがしました。
これは彼だけじゃなく全体的にも言えるのですが、観客の視線を集めるとか、拍手や手拍子をもらいたい時とかは、もっとはっきりとそれを示さないと、韓国人と比べてリアクションが大きくない日本の観客は動いてくれないよー。だから今回も歌い終わりに拍手が起こらず次へと流れてしまった場面が何度かありました。「スリルミー」のようにそれを要求しない舞台は別だけどね。
それと演出についてもう一ついえば、もう少しキャラ立ち(各登場人物のキャラクターをはっきり)させた方が良かったように思いました。私が1階の後方席で舞台から遠かったせいもあるのですが、前半、衣装の色でしか登場人物が区別できなかったんですよ。時間の制約があるからしょうがないとは思うんですけどね。
色々書きましたが、全体的な感想としてはまずまずの作品だと思いました。別のキャストでも観てみたいです。
ご参考までに、ミュージカル「太陽を抱く月」は、青山劇場で12月12日まで上演されています。詳しいことはコチラでどうぞ(音が出るので注意)。]]>
「えれがんす」
http://nargo.exblog.jp/12340571/
2009-11-17T14:32:10+09:00
2009-11-17T14:32:12+09:00
2009-11-17T14:32:12+09:00
nakaenoguchi
韓国演劇
ケニアから戻り、11月9日のパキスタン出発に向けて準備をしていましたが、訳あってその仕事がぽしゃってしまったので、今回はかなり長く日本にいる予定です。
これで毎年逃している東京フィルメックスも韓国映画ショーケースも韓流シネフェスも参加できる!と喜んだのですが、もう「グッドモーニングプレジデント」も「作戦」も「コウモリ」もチケット売り切れでした(涙)。
気を取り直して韓国映画がらみの話題を1つ。
昨年上演された「焼肉ドラゴン」という日韓共同製作の舞台で肝っ玉母さんを演じ、韓国人で初めて読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したコスヒ嬢(先月ご結婚されたのでもう“嬢”づけでは呼べませんね)。韓国映画的には「ほえる犬はかまない(原題:フランダースの犬)」でペドゥナの親友役や「グエムル(邦題:怪物)」でソンガンホに人質にされてしまうナース役などでお馴染みですね。
所属する劇団コルモッキルの「青春礼讃」という芝居を青森まで観にいった時にご本人とお話する機会があったのですが、その時に「再来年、渡辺えりさんと一緒に日本の舞台に立つ」とおっしゃっていたのですが(上記「焼肉ドラゴン」の記事参照)、その情報がいよいよ上がってきました。
それがシス・カンパニー製作の「えれがんす」です。
“シンクロナイズド・スイミング界の開拓者。フィギュア・スケート界の重鎮。高得点をたたき出してきた鬼コーチたちの、点数のつけられないひそやかな日々。我が身に幸運をもたらすのはどちらか!?( 「えれがんす」HPより)
来年1月29日~2月14日に新宿・紀ノ国屋ホールでの公演で、作・演出が「猫のホテル」の千葉雅子、出演はスヒさんの他に、渡辺えり、木野花、梅沢昌代、八島智人、中村倫也(敬称略)。
いやぁ、楽しみですねぇ。スヒさんと渡辺えりさんは姉妹役なのでしょうか。
チケット発売は12月12日(土)ですが、一部のチケットサイトではプレリザーブが始まっています。
パキスタン派遣がぽしゃった私は当分日本に居る予定なので、この舞台はぜひ観たいと思っています。]]>
東京国際映画祭プログラム発表!
http://nargo.exblog.jp/11949231/
2009-09-17T02:13:00+09:00
2009-09-20T16:04:47+09:00
2009-09-17T02:13:33+09:00
nakaenoguchi
韓国映画の話題
今年はこの時期に日本に居るので、どんな作品が観られるか楽しみにしていたんですけど、フタを開けてみれば、韓国映画は鑑賞済みの作品ばかり。昨年から今年にかけてそう沢山の作品を観たわけじゃないんですけどね。
ということで、新作映画の私の個人的な感想をちょこっと書きますね。一部は字幕ナシでの鑑賞なので、ピントがぼけてるかもしれません。
チケット購買の参考になれば幸いです。
<東京国際映画祭(アジアの風)>
「キングコングを持ち上げる」
イボムスとチョアンが共演する女子重量挙げの物語。結構ベタなストーリーなのですが、まんまとハマって大泣きしてしまいました。なかかなの佳作です。★★★☆
「よく知りもしないくせに」
「夜と昼(邦題:アバンチュールはパリで)」の日本公開も間近のホンサンス監督最新作。ホンサンスらしい男女の痴話話がうだうだと続きます。彼独特のオフビートの笑いに乗れるかがカギ。キムテウがなさけなーい男を演じています。共演はコヒョンジョン。ハジョンウもちょっとだけ登場。★★☆
「デジタル3人3色」
全州国際映画祭の目玉企画の今年の作品。3つの短編オムニバス。ホンサンス作品は短編である分テンポが良くてかなり笑えました。なんといってもムンソングンが抜群です。河瀬直美作品は、河瀬直美らしい作品(だとか、私は他の作品を観てないのでわからないけど)。主演は北村一輝。ラヴ・ディアズは全くわからん!ホンサンス作品だけ★★★☆。
「旅人」
韓仏共同制作の作品。監督は在仏の方のようですが、イチャンドンがプロデュースしていて、舞台も韓国だし役者たちも韓国人。内容は未見なのでわかりませんが、孤児院の女の子の話のようですね。
<コリアンシネマウイーク>
「牛の鈴の音」
これは観てないのでわかりません。12月に日本での一般公開が決まっているので、その時観てもいいかも。
「Go Go 70's」
チョスンウ&シンミナ主演。チョスンウの歌は素晴らしいけど、当時の韓国の状況(抑うつされた若者文化)がイマイチ実感できないせいか、なんか心に響いてきません。ロックンロールに熱狂した時代に育ってないしね。日本版DVDが既に発売されています。★★
「うちにどうして来たの?」
カンヘジョン&パクヒスン主演。自殺しようとする男と突然転がり込んできた女の子の不思議なストーリー。ドアップを多用するなど映像的にもちょっと変わってます。商業作品としてそこそここなれてるけど、普通以上でも以下でもないなぁ。★★
<東京国際女性映画際>
「今、このままがいい」
コンヒョジンとシンミナが異父姉妹を演じています。あっと驚く結末なのですが、それに至る過程で布石が明確じゃないので、どうもストンと落ちません。作家性は認めるけど、映像が暗くて登場人物の表情がわかりにくかったり、バックの波の音が大きすぎてセリフがよく聞き取れないなど、商業作品としてはまだまだ。★☆
<したまちコメディ映画際in台東>
「たちまわLee」
リビュー済みなので、それを参照してね。★★★☆
<田辺・弁慶映画祭>
「バンドゥビ」
バングラデシュ人と女子高生の友情の物語。出稼ぎに来た(建前は研修生)外国人労働者を通して韓国の欧米人には好意的でその他の人種には厳しい状況がよくわかります。でも人権問題を押し付けるような感じではなく、あくまでも純情なバングラ人男性とちょっと変わった女子高生の人種を超えて結ばれた友情をストーリーの中心に据えています。★★★
(追加)
フィルメックスのラインナップも発表されましたねぇ。
こちらは、クロージングに「コウモリ」、コンペで「糞バエ」。
フィルメックスらしいセレクションだけど、両方とももう観ちゃったよ。
ガンちゃんのイチモツはどうぼかしが入るかな。]]>
さよならブータン
http://nargo.exblog.jp/11870153/
2009-09-05T09:59:37+09:00
2009-09-05T09:59:40+09:00
2009-09-05T09:59:40+09:00
nakaenoguchi
韓国映画に関係ない話題&伝言板
これからバンコク経由で帰国します。
色々と忙しくて韓国映画鑑賞もあまり進まなかったし、リビューも書けませんでした。
帰国しても中5日でケニア出発なので、バタバタしそうです。
出張で東部のモンガルまで片道2日、往復4泊5日かけで行きましたし、あの絶壁に建つタクツァン寺院にも上りました。そんなこんなのブータンの記事はおいおいUPしますね。
写真はティンプーの街の中心、時計塔広場です。]]>
韓国映画リビュー その226 「ノルウェイの森」
http://nargo.exblog.jp/11843323/
2009-09-01T14:59:08+09:00
2009-09-01T14:59:08+09:00
2009-09-01T14:59:08+09:00
nakaenoguchi
未分類
リビューその226もプチョンファンタで観てきた作品「ノルウェイの森」です。村上春樹の小説ではなく、ビートルズの曲のほうをモチーフにしているそうです。こちらはインディ系の新作で、韓国での公開はまだ決まってません。
ノルウェイの森
2009年作品
監督:ノ・ジンス
出演:チョン・ギョンホ
【ストーリー】ある森へ男が2人やってくる。作業着に着替えてスコップを取り出し、周囲を気にしながら白い布につつまれた荷物を森の奥へ運び込む。果たしてその荷物は死体で、男たちはそれを埋めに来たのだった。その頃、人気のない所でカーセックスを楽しもうという男女や学校をサボってシンナーに耽る高校生3人も森に居た。森の奥深くで穴を掘っていた男たちが人の気配を感じて様子を見に出かけて戻ると死体が跡形も無く消えていた。あせって森の中で死体を捜し回る男たち。その過程で様々な人間と遭遇し、新たな問題が起こるのだった。
【感想】今回のプチョンファンタではホラー・スリラー作品ばかりを観たのですが、その中でも一番グロかった作品です。私はリアリティに欠ける部分があると作り物だってわかってちょっと引いて観られるので大丈夫でしたが、普通のご婦人方にはかなりきつかったと思います。表現があまりに直接的なんです。血も内臓もどっさり。「失踪」みたいにそれを見せずに観客の背筋をゾッとさせる、つまり観客の想像力に訴えるテクニックを使ってもよかったんじゃないかなぁ。これじゃ、スプラッタが好きなマニアックな観客しか観ようと思わないよ。森の中をうろつく人々(全部で9人)が次に誰と遭遇するか、それがパズルのようで面白かったし、内容がわかりやすかったのは良かったです。それに随所にちりばめられた笑いが内容の重さを緩和してました。ただ、ブラックコメディとしたらシュールすぎます!良くも悪くもインディ色が濃く出た作品でした。それにしても、何で森だったんでしょう。街に出ればもっと人がいるのに・・・。
【なあご的おすすめ度】 ★★
【おまけ】上映終了後のティーチインでの話によると、台本のコメディ部分は主演のチョンギョンホ氏が追加したようです。ほとんどが森の中での撮影で、役者たちは薮蚊になやまされたそうです。]]>
韓国映画リビュー その226 「携帯電話」
http://nargo.exblog.jp/11783965/
2009-08-23T14:55:00+09:00
2009-08-23T15:08:27+09:00
2009-08-23T14:56:01+09:00
nakaenoguchi
未分類
リビューその226は同じくプチョンファンタで観てきた「携帯電話」です。韓国では今年2月に公開されました。
携帯電話
2009年作品
監督:キム・ハンミン
出演:オム・テウン、パク・ヨンウ
【ストーリー】芸能プロダクションの社長スンミン(オム・テウン)は所属する女優チナの恋人ユノから、チナのセックス動画を公開されたくなければ金をよこせと脅迫される。スンミンの携帯電話にユノから送られてきた動画はまさしくチナのものだった。ユノを探し出してカタをつけたスンミンだったが、動画が残っている自分の携帯電話を無くしたことに気付く。あせったスンミンはその番号に電話をして、電話に出た相手に怒鳴り散らすが、逆にその男(パクヨンウ)から、携帯電話を返してほしければ、まずは真摯な振る舞いをすること、そしてこちらの指示通りに動くことという要求を突きつけられる。
【感想】携帯電話を使ったスリラー。相手の顔が見えない不安を突いています。ただ、内容を詰め込みすぎ。しかもスピーディーなストーリー展開なので、消化不良を起こしてしまいました。わからないところがいくつもあったせいで結末の予想がつかなかったのはいいんですけどね。もっと登場人物を絞って話をシンプルにわかりやすくしたほうが、オチの衝撃が大きくなったんじゃないかなぁ。映像は商業作品としてこなれてます。スピード感もあります。役者たちの演技もなかなかです。オムテウンのキレる演技は「シルミド」で見てるので新鮮味はなかったけど、パクヨンウの声の良さを再認識しました。それから胡散臭いチンピラのユノを演じたキムナムギル、こんな役も似合います。全体的に商業作品として一定のレベルに達していますが、残念ながら普通以上でも以下でもないです。
【なあご的おすすめ度】 ★★]]>
韓国映画リビュー その225 「失踪」
http://nargo.exblog.jp/11757048/
2009-08-19T11:16:00+09:00
2009-08-21T12:18:30+09:00
2009-08-19T11:16:11+09:00
nakaenoguchi
225.失踪
リビューその225はプチョン国際ファンタスティック映画祭で観てきた「失踪」です。主演のムンソングンの舞台挨拶がドタキャンになっていてとっても残念でした。韓国では今年3月に公開されました。
失踪
2009年作品
監督:キム・ソンホン
出演:ムン・ソングン、チュ・ジャヒョン
【ストーリー】ヒョンジュン(チュジャヒョン)とヒョンア(チョンセホン)は仲の良い姉妹。ある時ヒョンアからの連絡が1週間以上も途絶え、心配したヒョンジュンは妹を探しにある村にやって来る。最後の携帯電話で「これからサムゲタンを食べる」と言っていた妹の話を頼りにある農家を訪ねたヒョンジュンは、そこの主人パンゴン(ムンソングン)に得体の知れない感じを持つ。地元警察でそのことを話すが、警察はパンゴンは妻に去られた後に病気の母親を1人で世話する普通の男だと言う。ヒョンジュンはそんな警察を説得してパンゴンの家を一緒に訪ねるが、妹の手がかりは見つからなかった。あきらめて村を去ろうとした彼女は偶然パンゴンと出くわす。パンゴンはヒョンアがハートのペンダントをしていなかったかと思わせぶりに話し、ヒョンジュンはそれを確かめるために再び彼の家に向かう。
【感想】残念ながら韓国ではヒットしませんでしたが、ホラーとしてはいい出来だと思います。最近のホラーは目を背けたくなるような残酷なシーンがテンコ盛りで辟易してしまうのですが、この作品は、肝心なところをあえて見せずに間接的に表現しています。つまり観客のイマジネーションに委ねている訳です。それでも十分に怖い。そしてグロくてエグい。さすが「オルガミ」「セイイエス」など数々のホラーを手がけてきたキムソンホンです。ストーリー展開もしっかりしていて途中でダレることはありません。そして何といっても殺人鬼役のムンソングンの演技が素晴らしい。猟奇的殺人者をここまで憎々しく演じられるのは彼だからこそ。彼の演技を見るだけでもこの作品を鑑賞する価値があります。でも私みたいにホラーが苦手な人にとっては、相当の覚悟が必要です。
【なあご的おすすめ度】 ★★★]]>
韓国映画リビュー その224 「影の殺人」
http://nargo.exblog.jp/11743333/
2009-08-17T12:13:00+09:00
2009-08-18T15:19:29+09:00
2009-08-17T12:14:06+09:00
nakaenoguchi
224.影の殺人
久しぶりのリビューはバンコクまでの機内で観た「影の殺人」です。
影の殺人
2009年作品
監督:パク・テミン
出演:ファン・ジョンミン、リュ・ドクファン
【ストーリー】日帝時代のソウル。元巡査で、今はゴシップ記事を新聞社に売ったり、借金取立てや蒸発妻の捜索で生計を立てているジノ(ファンジョンミン)はある日、外科医の卵クァンス(リュドクファン)から奇妙な依頼を受ける。解剖の練習用に森で拾ってきた死体が、自宅で殺されて遺体が行方不明になっていた内務大臣の息子スヒョクであることを知り、自分が殺したのではないことを証明するために、新犯人を捜してほしいというのだ。内務大臣がかけた懸賞金はそっくり渡すという約束でこの依頼を引き受けたジノは、スヒョクの部屋を捜索中に白い粉末を見つける。彼がモルヒネ中毒であったことを足がかりに捜査を続けるジノだったが、やがてスヒョクの死体が捨てられていた同じ場所で殺された警務局長が発見される。
【感想】前半の立ち回りがなかなかのスピード感と迫力ですし、美術もしっかりしています。でもサスペンスとしては今一歩ってところかな。目新しいのは後半に明らかになるトリックの部分なんですけど、それがあまり効果的じゃないのが残念。タイトルの“影の”に繋がってくる大切なところだけに、それが効いて来るようなもうひと工夫がほしかった。その影響でラストのツメも甘くなってしまった感じがしました。
主演のファンジョンミンの演技は安定感があり安心して見ていられます。アクションもなかなかです。リュドクファンの演技もいいし、ワキを固めるオダルスやユンジェムン、キムウンス(←またまた日本人役!)もいいんですけど、みんななんか普通で、強烈なインパクトがないのはちょっと残念です。それだけ自然な演技って言えなくもないんですけどね。
グロいシーンはこの手の作品としては少ないほうなので、韓流ファンの方々も十分鑑賞できると思います。サスペンス好きにはちょっと物足りないかもしれませんが。
【なあご的おすすめ度】 ★★☆]]>
2500分の1
http://nargo.exblog.jp/11737147/
2009-08-16T14:32:19+09:00
2009-08-16T14:32:33+09:00
2009-08-16T14:32:33+09:00
nakaenoguchi
韓国映画に関係ない話題&伝言板
ケニアから戻り、プチョンファンタスティック映画祭参加を含めてバタバタとしているうちに次の仕事に出発となってしまいました。
今、ブータン王国の首都ティンプーにいます。
8月8日に成田を発って、翌9日にブータン入りしました。
ブータンはヒマラヤ山中にある人口70万人ほどのチベット仏教の国です。
北は7000メートル級のヒマラヤの峰が連なり、南はインド平原に続いています。
首都ティンプーは標高が2400メートルあるために、階段や坂をちょっと上っただけでも息切れするし、頭痛とまでいかないけど頭が重い状態が続きましたが、1週間が過ぎて体がやっと順化してきました。
写真は飛行場のある街パロにあるタクツァン僧院。500メートルもある断崖絶壁にへばりつくようにして建つこのお寺はブータンでも有名で、多くの信者や観光客が上るとのこと。私、体力に自信はまーったくないのですが、体がもっと順化したらトライしてみようかしらん。普通の人でも上りだけで3時間はかかるというから、高尾山より大変かも。
ブータンは観光客を制限していて現地の会社に手配してもらうツアーのみ訪問が可能です。観光客は1日200ドルを使わなければならず、それをホテル代や食事代、車両やガイド代に充てて旅行をします。だからヒッピーのようなバックパッカーはいません。多くの寺院も事前に許可が必要ですし、移動にも許可が必要な場所があります。だから思い立ってすぐ行けるという国じゃないんですね。でも日本からの観光客は年間2500人もいるそうです。お祭や寺院めぐり、トレッキングを目的に中高年の方が沢山来ているとか。
来週は片道2日かけて東部の中核都市モンガルに出張に行きます。カーブの多い山道で乗り物酔いにならないかちょっと心配です。3700メートルの峠越えもありますし。
あ、ここは韓国映画のブログでした。
バンコクまでの飛行機の中では「影の殺人」を観ました。今は「ミスにんじん」を観ています。そのうち感想をUPしますね。
あ、プチョンで観てきた作品の感想もまだでしたね。
ということで、私は元気にしています。
日本はお盆のお休みでしょうが、こちらではもちろん関係なく仕事をしています。]]>
PiFan初参戦!
http://nargo.exblog.jp/11390524/
2009-06-29T19:10:00+09:00
2009-07-01T16:41:34+09:00
2009-06-29T19:10:13+09:00
nakaenoguchi
韓国映画の話題
ソウルのお隣のプチョン市で行われるこの映画祭に、私も今年初参戦することにしました。
航空券はもちろんマイレージ。宿は映画館街に一番近いホテルにしたのですが、ネット予約が出来なくて、ケニアから電話で予約するのも難しいので、現地の友人に予約してもらいました。
心配していたチケット事前手配もクリア出来ました。今年はオンラインでチケット予約が出来ない外国人に対して、事前にメールでチケット確保を依頼できることになったのです(詳しくは映画祭の英語のHP参照)。朝早くから当日券に毎日並ぶ必要がなくなり、ホッとしています。
後は出発の準備をするだけ。この時期に訪韓するのは初めてですが、暑いでしょうねぇ。帽子を忘れずにもっていかなくちゃ。
今回の訪韓では、途中抜け出してソウルでお芝居や一般上映作品も観ようと思っているので、プチョンで観る作品数は限られています。“ファンタスティック”と銘打っていますが、韓国映画のラインナップはホラー・スリラーが多いようです。夏だからかな。未公開アート系長編が私のトッププライオリティなのですが、その他に公開済商業作品も観ます。後でDVDで観てもいいんですけど、今回観る予定の3本「失踪」「携帯電話」「女子高怪談5-心中-」はいずれも苦手なホラーなので、DVDを買ってまで観る気が起きないでしょうから(笑)。
審査を勝ち抜いた35本の短編映画も上映され、その中にはドラマ「花より男子」でつくし役だったク・ヘソンの作品もあります。彼女、ゲストで登場するかもね。私はスケジュールが合わなくて観られませんが。
ということで、心はすでにプチョンに飛んでおります(笑)。
でもその前に怒涛の1週間が待っているんだけどね。
海の日の連休に訪韓される予定のある方は、ソウルからちょっと足をのばしてプチョンで映画鑑賞というのはいかがでしょうか?
(Special Thanks to A!)]]>
韓国映画リビュー その223 「たちまわLee」
http://nargo.exblog.jp/11322635/
2009-06-21T19:58:00+09:00
2009-06-22T13:31:51+09:00
2009-06-21T19:57:56+09:00
nakaenoguchi
223.たちまわLee
リビュー223本目は「たちまわLee」です。もともとは2000年に公開された35分のインターネット映画で、当時129万ヒットを記録。その時に主人公たちまわLeeを演じていたイムウォニが引き続き主演しています。
たちまわLee
2008年作品
監督:リュ・スンワン
出演:イム・ウォニ、コン・ヒョジン
【ストーリー】日帝時代の1942年、韓国人諜報員名簿を隠した金の仏像が紛失し、その行方を追っていた女性諜報員ヨンジャ(コンヒョジン)も日本で姿を消す。頭を抱えた臨時政府は、秘密兵器を投入することにする。それは“たちまわLee”と呼ばれる諜報員(イムウォニ)だ。任務は速やかに遂行し、姿を知るものはごくわずか。悪を憎む熱い男、たちまわLee。彼は新しいパートナーのマリ(パクシヨン)とともに仏像の行方を追って満州に向かう。仏像を確保していた諜報員の元を訪ねた2人は、タッチの差で仏像が謎の中国人に奪われたことを知る。たちまわLeeは単身そのアジトに乗り込む。
【感想】確信犯的“なんちゃって”の映画です。突っ込みどころ満載でしかもナンセンス!全編にちりばめられているこれらの突込みどころを笑えるかがこの作品の感想を左右するのですが、私はかなり楽しめました。特に登場する日本人のあまりの“なんちゃってさ”に爆笑。なんで下駄の上に地下足袋履いてるんだ!あの和服の着方はなんだ!喋ってる日本語がわからん!(ちなみに英語も中国語も字幕なしではほとんどわかりません)などなど、日本人だからこそ突っ込めるので余計楽しい。これらの“なんちゃって”が実はすごく計算されていてうまいなぁと感じました。お下劣ネタはちょっと行き過ぎだけどね。アクションシーンはさすがリュスンワン監督&チョンドゥホン武術監督コンビって感じです。アクションにキレがあるし雪山の滑走シーンもなかなかよく撮れていて、長いシーンもそれほど長く感じません。主演のイムウォニはくどい男をコテコテに演じています。彼以外にたちまわリーを演じられる役者はいません!他の役者たちも監督の意図をよく理解して、ぶっとんだキャラを濃く演じています。演技派のイジョンホンやチョドッキョンに何させるの!(2人は日本人の悪代官と悪徳軍人)って、突っ込んじゃいました。この作品、全体的にマニアックすぎて万人ウケするとは思えませが、その笑いはアメリカンコメディよりも私にはしっくり来ました。
【なあご的おすすめ度】 ★★★☆
]]>
「returns」、いよいよ明日放送!
http://nargo.exblog.jp/11246230/
2009-06-13T00:09:00+09:00
2009-06-13T00:14:12+09:00
2009-06-13T00:09:38+09:00
nakaenoguchi
韓国映画に関係ない話題&伝言板
活動中、最もチケットが取り難いと言われた三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイス。15年ぶりの復活公演は、古巣のシアタートップス閉鎖に伴う「さよならシアタートップス最後の文化祭」というイベント公演の1つでした。150人キャパのシアタートップスでわずか12公演。つまり2000人たらずしか観られなかった貴重な公演です。チケットがネットでの申し込み・抽選だったので、当時ケニアにいた私でも運良く手に入れることができました(感想はコチラ、でもネタバレだから放送を見てからクリックしてね)。
WOWWOWの収録は、公演が終わって観客がハケた後に客席にカメラを入れて撮影したそうです。公演は夜9時半に始まり、終わったのが11時近かったので、その後、役者たちが最後の力を絞ったのではないでしょうか。番組は公演の模様のほか、インタビューなども放送されるそうです。詳しくはコチラ。
WOWWOWに加入している方はぜひ観てね。加入してない人は加入している人に録画を頼みましょう(ケニアにいる私のためにだれか録画して!)。]]>
韓国映画リビュー その222 「カンチョルジュン 公共の敵1-1」
http://nargo.exblog.jp/11229484/
2009-06-11T02:07:00+09:00
2009-06-12T02:15:35+09:00
2009-06-11T02:07:18+09:00
nakaenoguchi
222.カンチョルジュン
リビューの222本目はカンウソク監督の「カンチョルジュン 公共の敵1-1」です。韓国では昨年公開されて400万人以上を動員しました。
カンチョルジュン 公共の敵1-1
2008年作品
監督:カン・ウソク
出演:ソル・ギョング、チョン・ジェヨン
【ストーリー】江東署強力班の刑事カンチョルジュン(ソルギョング)は、日夜、悪党たちを捕まえるために骨を折っていたが、新しい家に住もうと銀行にローンの申し込みに行った際に刑事という職業のために断られ、刑事なんて辞めてやる!と上司(カンシニル)に辞表を叩きつける。次の事件が解決したら辞表を受理して退職金の支払手続きを行うと上司に言われ、しぶしぶ捜査を始めた彼は、その高校生殺人事件がプロの仕業であること、そしてその高校生の指紋がその1週間前に起きた食肉倉庫での殺人事件の凶器についていた指紋と一致することを知り、この2つの殺人事件の背後に黒幕がいるとにらむ。高校生のクラスメートのカバンからコソンという会社の名刺を見つけたチョルジュンは、この会社の会長イウォンスル(チョンジェヨン)に眼を付ける。
【感想】大ヒットシリーズの「公共の敵」、しかも今回は脚本がチャンジンということで期待が大きかっただけに、少々がっかりしてしまいました。今回はコメディ色を強くしたんでしょうが、それほど笑えなくてその分役者たちの大げさな演技が鼻に付きました。チョルジュンが駄々をこねてる子供にしか見えず、彼をガンバレ!って応援したくならなかったんです。最後の一騎打ちなんてまるで子供のケンカだもんなぁ。おそらくタリバンなど少年兵を養成する過激派組織をモチーフに作ったストーリーだと思うけど、それだったら少年たちがヤクザ組織に惹かれる訳や組織に洗脳されていく過程をもっと丁寧に説得力を持って描かなくちゃ、極悪非道な悪党VS熱血刑事という観客が感情移入しやすい構図が明瞭にならないのに。そもそも少年兵の話を韓国に置き換える段階で無理が生じている感じがします。カンウソク、「韓半島」でも李朝末期を近未来にシンクロさせて設定に無理を生じさせていたよね。ユヘジンとかムンソングンのくだりは本当に必要だったか疑問。細かいエピソードを盛り込みすぎてピントがぼけてしまった感じがしました。
映像的にはカンウソクらしくてうまいなぁというところもあったけど、今の若手監督の中にはもっと斬新でスタイリッシュな映像で観客の心をひきつける人は沢山いるから、オーソドックスって感じもしなくはありません。日本語字幕が付いたら笑えるのかなぁ。来月の福岡アジア映画祭で上映されるので、お近くの方はその点をぜひ確かめてみてね。
【なあご的おすすめ度】 ★★]]>
サンブル国立保護区②ヒョウとチーター
http://nargo.exblog.jp/11187581/
2009-06-06T17:01:03+09:00
2009-06-06T17:01:04+09:00
2009-06-06T17:01:04+09:00
nakaenoguchi
韓国映画に関係ない話題&伝言板
ヒョウは夜行性で昼間は木の上に上がって降りてこない“シャイな”動物で、仕留めた動物も木の上に持って上がって食べるという習性があります。ライオンやチーターよりも見られるチャンスが少ないと言われて、私の周りでも見た人はごく少数。
今回は2泊で4回のゲームドライブ(野生動物観察のドライブ)があったのですが、そのうち3回は私1人だけ。サファリカーと運転手兼ガイドを独り占めだったので、もう初日からヒョウ探しです(笑)。そして運良く3回目のゲームドライブでヒョウが見られました。
川沿いのヒョウが休み易そうな木(ソーセージツリーというソーセージのような実を付ける木)があるあたりを回っていたところ、バブーン(サル)が警戒声を発していたので、これは近くに何か居る!とその周辺をぐるぐる3~4周したところ、ヒョウを発見。しかも木の上じゃなくて、地面を歩いている!ちょっと距離があったし(30メートルくらい)、日陰だったのでいい写真じゃないけどUPしますね。
チーターとの違いは、柄(ドット柄がチーターより大きく真ん中があること、チーターにはある眼の下の柄がないことなど)と大きさ(チーターより一回り大きく、肉付きがいい)などです。
そのチーターですが、4回目のゲームドライブの途中でサファリカーが突然止まったので何かと思ったら、道の真ん中で寝そべっていました。近くには子供2匹もいました。
チーターって優雅でしょう?柄もキュートだし、アスリート型の体型も美しい。サンブルに20頭ほどしかいないそうですから、そのうちの3匹も見られたのもラッキーでした。
もちろんライオンもゾウも見ましたよ。日向ぼっこするワニ(変温動物だから朝は体温を上げるために日光浴をする)も近くで見たのですが、迫力がありました。沢山いたのがホロホロチョウ(英語でギニアフォウル)地面をほじくっては虫などを食べていました。
動物を沢山(種類・数とも)見たいならマサイマラ、キリマンジャロを背景に草を食む野生動物といういかにもアフリカのサファリに来たって感じの景色が見たいならアンボセリ、フラミンゴならナクル湖ですが、サンブルも数は少ないもののそこでしか見られない動物を見られるのでお勧めです。比較的空いているのも魅力です。
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サンブル国立保護区①サンブル・ファイブとサンブルセレナ
http://nargo.exblog.jp/11179379/
2009-06-05T18:18:00+09:00
2009-06-05T23:35:56+09:00
2009-06-05T18:18:11+09:00
nakaenoguchi
韓国映画に関係ない話題&伝言板
サンブルはケニア北部に位置し、ナイロビから車で5時間(350km)ほど。といっても私は北部への陸路移動を制限されているので、飛行機(約50分)で行きました。15人乗りのセスナ機は上空でかなり揺れたので酔ってしまいました。
サンブルは他では見られない、北部特有の動物が見られることで有名です。代表的なのが、グレイビーシマウマ、オリックス、ゲレヌク、ソマリダチョウ、アミメキリンで、総称してサンブル・ファイブと呼ばれています。
グレイビーシマウマは普通のシマウマよりもストライプが細く鮮明で、腹はシマがなくて白いのが特徴。近くで見ると眼がチカチカしちゃうほどのストライプです(笑)。
アミメキリンは柄が鮮明でギザギザが入っていないのが特徴です。その姿はまさにグレイスフル(気品がある)!
ソマリダチョウはオスの足や首(つまり地肌)が青みがかっているのが特徴です。写真のダチョウは若いのであまり青くないんだけどね。
ゲレヌクはガゼルなどと同じレイヨウ類の一種ですが、首がほっそりと長く、地面に生えている草は食べずに、キリンのように木の葉のみを食べます。後ろ足で立って食べる姿がなんともかわいいでしょ。このゲレヌクは水分を食物から取るために、川に水を飲みに行かないんですって。半乾燥地帯に順化した種なんですね。
オリックスは長く真っ直ぐに伸びた角が特徴です。体はレイヨウ類(鹿)の中ではかなり大きく、どっしりと威厳がある感じです。
今回の宿泊先はセレナホテルでした。ケニアやタンザニアにいくつものホテルを持つ高級ホテルチェーンで、マサイマラを訪問した時もセレナに泊りました。サンブルのセレナはセミデタッチド形式(中央に仕切りがあって2軒に分かれている建物)のロッジが並んでおり、全てのロッジが川に面していてテラスがあります。
高級ホテルだけあって、部屋は清潔だしサービスも申し分なし。食事も美味しくて、しかも毎食ビュッフェ形式なもんで沢山食べてしまいました。唯一の欠点は携帯電話が繋がらなかったことでしょうか。
ケニアはこの時期、雨季真っ盛りで、ナイロビでは毎日雨が降っていたのですが、サンブルでは今年に入って数えるほどしか雨が降らず、乾燥が進んでいました。そのせいか動物もまばら。ナイロビに比べると標高が低いので暑かったです。]]>
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