オールドコリアンムービーづいているなあごです。
韓国映画の「拳が泣く」と「連理の枝」が封切りになった土曜日。私は2作品とも試写会で鑑賞済みなのでパスして、コリアシネマ倶楽部の韓国映画上映会で「アガタ」(1985年作品)を観てきました。
てじょんさんが主催する非営利組織のコリアシネマ倶楽部は毎月1回、韓国映画の無料上映会を開催しています。今年の特集は「懐かしの男優たち」で、今月はユ・インチョンをフィーチャー。ちょうど先週の木曜日に韓国文化院で観た「燕山日記」で主役を務めていた役者さんです。
ユインチョンは往年のスターで、現在は舞台を中心に活躍しています。といっても、ソウル文化財団の代表に就任してからはその舞台にも忙しくて立てず、昨年12月に久しぶりにミュージカルでカムバックしたことが話題になっていました。最近の韓国映画やドラマにはほとんど出演していないので、韓流ファンの方には馴染みが薄いかもしれません。私も「ドクターK」(チャインピョ&キムヘス主演の映画、リビュー101参照)しか観たことがなかったですから。
オールドコリアンムービーファンの間では「韓国のショーケン」と呼ばれていたそうですが、私は彼は貴乃花に似てるなぁと思いました。今はまだしも、若い頃は頬がふっくらしていたんです。舞台を数多くこなし、また大学で演劇論を教えているだけあって演技は申し分なく、安心して観られます。円熟した今こそできる渋い演技をぜひスクリーンでみたいです。