キムジュワンを取上げたらこの人を取上げない訳には行きません。同じく劇団コルモッキルの看板役者、キムヨンピルです。
キムジュワンが小柄で個性的な顔立ちなのとは対照的に、キムヨンピルは背が高くてなかなかのハンサム。その貴公子のような風貌と通る声、それにやわらかな微笑が魅力です。でも彼はその微笑の奥に狂気や苦悩を潜ませることが出来ます。アクションは決してオーバーではないのに、その表情やちょっとした仕草で多くを語れるんです。第2のパクヘイルと呼ばれているのも納得。
キムヨンピルは高校生の時に演劇を始め、2003年に劇団コルモッキルに入団。順調にキャリアを重ね、「青春礼讃」「キョンスク、キョンスク父さん」などコルモッキルの代表作とも言える作品で主役を張るようになります。映画にもちょっとづつ出はじめて「カンチョルジュン」ではチョンジェヨン演じる悪玉ウォンスルの部下で弁護士(銀縁眼鏡の男)を演じてました。最近人気も上昇中です。これからもっともっと彼の舞台を観たい、彼の映画も観たいと思わせる役者なのでした。
(昨年の舞台「帰ってきたオム社長」ではバスの運転手役(写真右))
演劇スタイルがキムジュワンと対照的なので、2人が共演する舞台での演技対決(?)は見ごたえがありますから、ぜひ訪韓の際にはコルモッキルの芝居を観てみてね。
キム・ヨンピル
1973年生まれ
身長:180センチ
劇団コルモッキル所属
舞台:「代々孫孫」「青春礼讃」
「キョンスク、キョンスク父さん」
「フォト」「帰ってきたオム社長」
「あまり驚くな」「こんな歌」他
<フィルモグラフィ>
2006年 「ロマンス」「卑劣な街」
2007年 「あいつの声」「青い自転車」
「ラジオデイズ」
2008年 「カンチョルジュン公共の敵1-1」