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イマドキの韓国映画を一緒に楽しみましょう!
by なあご
【なあご的おすすめ度】
★:駄作。観る必要なし
★★:フツーにおすすめ
★★★:かなりおすすめ
★★★★:絶対見逃すな!
★★★★★:別格です
以前の記事
ミュージカル「太陽を抱く月」日本公演
青山劇場で上演されている韓国ミュージカル「太陽を抱く月」を観てきました。
キムスヒョンとハンガイン主演のドラマでおなじみのこの作品、韓国では来週から上演になりますが、一足先に日本公演が青山劇場で行われています。日本公演の主演は超新星のソンジェ。初日ということもあって彼のファンが大勢詰めかけていました。

ストーリーは原作小説よりもドラマに近い感じですね。ドラマでは20時間を超えるストーリーを2時間半にまとめたので、端折ったり設定を変えている部分もかなりありますが、フォンとヤンミョンとウォル(ヨヌ)の恋模様を中心にヨムとミナ公主、ウンやソルが絡む基本的なストーリーはドラマを踏襲しています。ですから、ドラマをご覧になっていればわからないところはありません(逆を言えばドラマを見てないとわからないかもしれない部分は少々あります)。

ミュージカルとして、とにかく歌が素晴らしかったです。巫女のチョン氏役のチェヒョンソンさんをはじめ、みなさん歌がうまい!アンサンブルの歌も声量があって素晴らしかったです。それに男性陣の殺陣と女性人の優雅な踊りも素敵でした。ポシャギを模したスクリーン(シースルーの幕)を重ねて、奥行のある舞台を演出している点も良かったです。

主演のソンジェ君ですが、日本人観客のためのアイドルキャスティングみたいでちょっと心配だったのですが、思っていたよりも良かったです。特に歌は、中音域でやや不安定なところはあったものの高音の伸びはさすがに歌手だと感心しました。声量はもうちょっとほしかったけどね。演技についても初日にしてはがんばっていたと思います。ただ、ここぞという時に全観客の視線を自分に集中させるような演技上の工夫がもう少しほしかったですね。極端な例ですが歌舞伎でいう“見得をきる”ような演技ね。それがないので、なんか演技がすーっと流れていってしまった感じがしました。
これは彼だけじゃなく全体的にも言えるのですが、観客の視線を集めるとか、拍手や手拍子をもらいたい時とかは、もっとはっきりとそれを示さないと、韓国人と比べてリアクションが大きくない日本の観客は動いてくれないよー。だから今回も歌い終わりに拍手が起こらず次へと流れてしまった場面が何度かありました。「スリルミー」のようにそれを要求しない舞台は別だけどね。

それと演出についてもう一ついえば、もう少しキャラ立ち(各登場人物のキャラクターをはっきり)させた方が良かったように思いました。私が1階の後方席で舞台から遠かったせいもあるのですが、前半、衣装の色でしか登場人物が区別できなかったんですよ。時間の制約があるからしょうがないとは思うんですけどね。

色々書きましたが、全体的な感想としてはまずまずの作品だと思いました。別のキャストでも観てみたいです。

ご参考までに、ミュージカル「太陽を抱く月」は、青山劇場で12月12日まで上演されています。詳しいことはコチラでどうぞ(音が出るので注意)。
# by nakaenoguchi | 2013-12-13 00:23 | 韓国演劇
「えれがんす」
ご無沙汰しています。
ケニアから戻り、11月9日のパキスタン出発に向けて準備をしていましたが、訳あってその仕事がぽしゃってしまったので、今回はかなり長く日本にいる予定です。
これで毎年逃している東京フィルメックスも韓国映画ショーケースも韓流シネフェスも参加できる!と喜んだのですが、もう「グッドモーニングプレジデント」も「作戦」も「コウモリ」もチケット売り切れでした(涙)。

気を取り直して韓国映画がらみの話題を1つ。

昨年上演された「焼肉ドラゴン」という日韓共同製作の舞台で肝っ玉母さんを演じ、韓国人で初めて読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したコスヒ嬢(先月ご結婚されたのでもう“嬢”づけでは呼べませんね)。韓国映画的には「ほえる犬はかまない(原題:フランダースの犬)」でペドゥナの親友役や「グエムル(邦題:怪物)」でソンガンホに人質にされてしまうナース役などでお馴染みですね。
所属する劇団コルモッキルの「青春礼讃」という芝居を青森まで観にいった時にご本人とお話する機会があったのですが、その時に「再来年、渡辺えりさんと一緒に日本の舞台に立つ」とおっしゃっていたのですが(上記「焼肉ドラゴン」の記事参照)、その情報がいよいよ上がってきました。
それがシス・カンパニー製作の「えれがんす」です。
「えれがんす」_b0038222_14311246.jpg
“シンクロナイズド・スイミング界の開拓者。フィギュア・スケート界の重鎮。高得点をたたき出してきた鬼コーチたちの、点数のつけられないひそやかな日々。我が身に幸運をもたらすのはどちらか!?( 「えれがんす」HPより)

来年1月29日~2月14日に新宿・紀ノ国屋ホールでの公演で、作・演出が「猫のホテル」の千葉雅子、出演はスヒさんの他に、渡辺えり、木野花、梅沢昌代、八島智人、中村倫也(敬称略)。

いやぁ、楽しみですねぇ。スヒさんと渡辺えりさんは姉妹役なのでしょうか。
チケット発売は12月12日(土)ですが、一部のチケットサイトではプレリザーブが始まっています。

パキスタン派遣がぽしゃった私は当分日本に居る予定なので、この舞台はぜひ観たいと思っています。
# by nakaenoguchi | 2009-11-17 14:32 | 韓国演劇
東京国際映画祭プログラム発表!
本日、10月17日~25日に開催される東京国際映画祭とその提携企画のプログラム&スケジュールが発表になりました。

東京国際映画祭プログラム発表!_b0038222_28549.gif

今年はこの時期に日本に居るので、どんな作品が観られるか楽しみにしていたんですけど、フタを開けてみれば、韓国映画は鑑賞済みの作品ばかり。昨年から今年にかけてそう沢山の作品を観たわけじゃないんですけどね。
ということで、新作映画の私の個人的な感想をちょこっと書きますね。一部は字幕ナシでの鑑賞なので、ピントがぼけてるかもしれません。
チケット購買の参考になれば幸いです。

<東京国際映画祭(アジアの風)>

「キングコングを持ち上げる」
イボムスとチョアンが共演する女子重量挙げの物語。結構ベタなストーリーなのですが、まんまとハマって大泣きしてしまいました。なかかなの佳作です。★★★☆

「よく知りもしないくせに」
「夜と昼(邦題:アバンチュールはパリで)」の日本公開も間近のホンサンス監督最新作。ホンサンスらしい男女の痴話話がうだうだと続きます。彼独特のオフビートの笑いに乗れるかがカギ。キムテウがなさけなーい男を演じています。共演はコヒョンジョン。ハジョンウもちょっとだけ登場。★★☆

「デジタル3人3色」
全州国際映画祭の目玉企画の今年の作品。3つの短編オムニバス。ホンサンス作品は短編である分テンポが良くてかなり笑えました。なんといってもムンソングンが抜群です。河瀬直美作品は、河瀬直美らしい作品(だとか、私は他の作品を観てないのでわからないけど)。主演は北村一輝。ラヴ・ディアズは全くわからん!ホンサンス作品だけ★★★☆。

「旅人」
韓仏共同制作の作品。監督は在仏の方のようですが、イチャンドンがプロデュースしていて、舞台も韓国だし役者たちも韓国人。内容は未見なのでわかりませんが、孤児院の女の子の話のようですね。

<コリアンシネマウイーク>

「牛の鈴の音」
これは観てないのでわかりません。12月に日本での一般公開が決まっているので、その時観てもいいかも。

「Go Go 70's」
チョスンウ&シンミナ主演。チョスンウの歌は素晴らしいけど、当時の韓国の状況(抑うつされた若者文化)がイマイチ実感できないせいか、なんか心に響いてきません。ロックンロールに熱狂した時代に育ってないしね。日本版DVDが既に発売されています。★★

「うちにどうして来たの?」
カンヘジョン&パクヒスン主演。自殺しようとする男と突然転がり込んできた女の子の不思議なストーリー。ドアップを多用するなど映像的にもちょっと変わってます。商業作品としてそこそここなれてるけど、普通以上でも以下でもないなぁ。★★

<東京国際女性映画際>

「今、このままがいい」
コンヒョジンとシンミナが異父姉妹を演じています。あっと驚く結末なのですが、それに至る過程で布石が明確じゃないので、どうもストンと落ちません。作家性は認めるけど、映像が暗くて登場人物の表情がわかりにくかったり、バックの波の音が大きすぎてセリフがよく聞き取れないなど、商業作品としてはまだまだ。★☆

<したまちコメディ映画際in台東>

「たちまわLee」
リビュー済みなので、それを参照してね。★★★☆

<田辺・弁慶映画祭>

「バンドゥビ」
バングラデシュ人と女子高生の友情の物語。出稼ぎに来た(建前は研修生)外国人労働者を通して韓国の欧米人には好意的でその他の人種には厳しい状況がよくわかります。でも人権問題を押し付けるような感じではなく、あくまでも純情なバングラ人男性とちょっと変わった女子高生の人種を超えて結ばれた友情をストーリーの中心に据えています。★★★


(追加)
フィルメックスのラインナップも発表されましたねぇ。
こちらは、クロージングに「コウモリ」、コンペで「糞バエ」。
フィルメックスらしいセレクションだけど、両方とももう観ちゃったよ。
ガンちゃんのイチモツはどうぼかしが入るかな。
# by nakaenoguchi | 2009-09-17 02:13 | 韓国映画の話題
さよならブータン
只今、パロ空港(ブータン唯一の空港で首都ティンプーから車で1時間ほど)です。
これからバンコク経由で帰国します。
色々と忙しくて韓国映画鑑賞もあまり進まなかったし、リビューも書けませんでした。
帰国しても中5日でケニア出発なので、バタバタしそうです。
出張で東部のモンガルまで片道2日、往復4泊5日かけで行きましたし、あの絶壁に建つタクツァン寺院にも上りました。そんなこんなのブータンの記事はおいおいUPしますね。
さよならブータン_b0038222_959594.jpg
写真はティンプーの街の中心、時計塔広場です。
# by nakaenoguchi | 2009-09-05 09:59 | 韓国映画に関係ない話題&伝言板
韓国映画リビュー その226 「ノルウェイの森」
韓国映画リビュー その226 「ノルウェイの森」_b0038222_14583131.jpgリビューその226もプチョンファンタで観てきた作品「ノルウェイの森」です。村上春樹の小説ではなく、ビートルズの曲のほうをモチーフにしているそうです。こちらはインディ系の新作で、韓国での公開はまだ決まってません。

ノルウェイの森
2009年作品
監督:ノ・ジンス
出演:チョン・ギョンホ

【ストーリー】ある森へ男が2人やってくる。作業着に着替えてスコップを取り出し、周囲を気にしながら白い布につつまれた荷物を森の奥へ運び込む。果たしてその荷物は死体で、男たちはそれを埋めに来たのだった。その頃、人気のない所でカーセックスを楽しもうという男女や学校をサボってシンナーに耽る高校生3人も森に居た。森の奥深くで穴を掘っていた男たちが人の気配を感じて様子を見に出かけて戻ると死体が跡形も無く消えていた。あせって森の中で死体を捜し回る男たち。その過程で様々な人間と遭遇し、新たな問題が起こるのだった。

【感想】今回のプチョンファンタではホラー・スリラー作品ばかりを観たのですが、その中でも一番グロかった作品です。私はリアリティに欠ける部分があると作り物だってわかってちょっと引いて観られるので大丈夫でしたが、普通のご婦人方にはかなりきつかったと思います。表現があまりに直接的なんです。血も内臓もどっさり。「失踪」みたいにそれを見せずに観客の背筋をゾッとさせる、つまり観客の想像力に訴えるテクニックを使ってもよかったんじゃないかなぁ。これじゃ、スプラッタが好きなマニアックな観客しか観ようと思わないよ。森の中をうろつく人々(全部で9人)が次に誰と遭遇するか、それがパズルのようで面白かったし、内容がわかりやすかったのは良かったです。それに随所にちりばめられた笑いが内容の重さを緩和してました。ただ、ブラックコメディとしたらシュールすぎます!良くも悪くもインディ色が濃く出た作品でした。それにしても、何で森だったんでしょう。街に出ればもっと人がいるのに・・・。

【なあご的おすすめ度】 ★★

【おまけ】上映終了後のティーチインでの話によると、台本のコメディ部分は主演のチョンギョンホ氏が追加したようです。ほとんどが森の中での撮影で、役者たちは薮蚊になやまされたそうです。
# by nakaenoguchi | 2009-09-01 14:59


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